ホンダ伝統の名門ブランド、シビックが新型にモデルチェンジする。
かなり早い段階でアナウンスされていたし、日本に先行して欧州・北米市場では(タイプR以外は)すでに発売開始されていることから、
「あれ、まだ発売してなかったの?」と思う読者諸兄も多かろうと思うが、まだです。これからです。
そんななか、新型シビックの公式情報がアップデートされた。
ここでは今回発表された新資料とともに、「じゃあライバル車と比べて新型シビックはどうなのよ」というあたりを紹介・考察したい。
文:ベストカーWEB編集部/片岡英明 写真:池之平昌信
■新型シビックは3タイプ同時発表!
2017年6月23日に、新型シビックの情報がホンダ公式から発表された。
今回発表されたことと、そこから読み取れる新情報は以下のとおり。
- ◎2017年7月下旬に正式発表
- ◎特設サイトを設置(2020年現在閉鎖)、先行試乗会情報などを発信
- ◎セダン/ハッチバック/タイプRは同時発表のよう
なにしろホンダは今夏〜今秋、新車ラッシュを控えている。6月29日にはフィットの(現行型では初となる)マイナーチェンジ、8月もしくは10月にステップワゴンマイチェン、9月にN-BOXフルモデルチェンジと大忙し。
そんななかで7月下旬に新型シビック登場である。それもタイプRが同時発表だというのだから、私どもクルマ好きも大いに興味をそそられる。
■エンジンは1.5Lターボのみ
まずは10代目となる新型シビックがどんな仕様になるか、ザッと解説しよう。
日本国内で販売されるのはタイプRを除けば4ドアセダンと5ドアハッチバックの2タイプで、エンジンは直列4気筒1.5Lターボのみ。
ハイブリッドや欧州仕様にある直3、1Lターボの搭載はなし。この1.5LターボはすでにステップワゴンやジェイドRSに搭載されているけれど、ターボのチューニングなど多くの部分でシビック専用設計となっており、パワースペックも異なる。
しかも、なかなか手が込んでいて、CVTと組み合わされるセダン向け《最高出力173㎰/5500rpm、最大トルク22.4㎏m/1700-5500rpm》、
スポーティな味付けに振ったハッチバック向けCVT仕様《最高出力182㎰/6000rpm、最大トルク22.4㎏m/1700-5500rpm》、
ハッチバックにのみ設定される6MT仕様《最高出力182㎰/5500rpm、最大トルク24.8㎏m/1900-5000rpm》と3タイプのスペックを用意しているのだ。
コメント
コメントの使い方