■年末発表年始発売の必勝パターン
2018年12月1日、スズキが人気のスーパーハイトワゴン・スペーシアに新グレード「ギア」を追加すると発表した。発売は「12月中」と公開されており、各販売店では順次予約を受け付けている。
両側パワースライドドアを持ち、広大な室内スペースや防泥仕様のシートバックなど使い勝手がよいと評判の高いスペーシア。今回新設定される「ギア」は、アウトドアシーンに合う専用デザインで登場する。
現在スペーシアにはノーマル仕様と、いわゆる「ワル顔仕様」のカスタムが存在するが、ここに「アウトドア仕様」としての「ギア」が追加される、ということ。
価格は未発表だが、販売店からの情報によると「ノーマル仕様よりは若干高く設定されることになるが、それでも大幅アップということはない、買い得感は高い」とのこと。
2013年12月に発表して翌2014年1月に発売したハスラーが大ヒットした経験を持つスズキ。この時、「年末年始の、多くの人がテレビを見る期間に新型車を投入してCMを打ちまくり、ディーラーの初売り期間である1月初旬に発売すると、クルマが売れる」という販売手法を定着させた。
ちょうど1年前(2017年12月)にもこの手法で新型スペーシアと新型クロスビーがデビュー。どちらもヒット作に育っている。
ただでさえ売れているスペーシアに、流行りの(そしてハスラー、クロスビー、ジムニーで実績のある)SUV仕様を追加。これで勢いをつけて、スペーシアは同ジャンルの二大巨頭であるホンダN-BOXとダイハツタントを追撃する。
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