新型アウトバック世界初披露 スバルを支え続ける大黒柱

新型アウトバック世界初披露 スバルを支え続ける大黒柱

■アメリカで世界披露される理由は…

 2019年4月18日、スバルは開催中のニューヨークオートショーにて新型アウトバック(北米仕様)を世界初公開した。

レガシィの車高を上げたSUV仕様「アウトバック」。フルモデルチェンジではあるが、現行型のイメージを色濃く残す正常進化

 アウトバック(日本名レガシィアウトバック)は北米市場でスバルが躍進するキッカケであり、その躍進を支え続けたモデルでもある。

 レガシィのSUV仕様として(当時誰も「SUV」という言葉は使っていなかったが)1995年に登場し、連綿と進化を続け、次期型で6代目となる。

こちらは新型のリアスタイル。ライト回りの処理が独特

 そんなアウトバックだけに(日本市場では本格派SUVの老舗モデルとして現在も根強い人気を誇るものの販売上はかなり苦戦が続いていることもあって)、北米市場での先行発表となったもよう。

 このアウトバックも含めて、「レガシィ」はいまやアメリカ市場のためのアメリカのクルマだということなのだろう。

 搭載ユニットは2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンと2.5L水平対向4気筒エンジンの2種類。車体剛性を最適化するSUBARU GLOBAL PLATFORMと組み合わせることで、歴代モデルで定評のある動的質感を更に向上させている。もちろんスバルのお家芸となった運転支援システム「アイサイト」に車線中央維持制御・先行車追従操舵制御を追加し、安全運転を支援するドライバーモニタリングシステムも組み合わされる。

インテリア。縦長の大きなモニターが特徴

 インテリアは今年2月にシカゴショーで発表された11.6インチ大型ディスプレイを備えるなど、スバルのフラッグシップモデルとして現代的で上質に仕上げられている。

 外観デザインはご覧のとおり超キープコンセプト。骨太でスバルらしいデザインを踏襲している。

 北米市場では2019年秋から販売が開始されるが、日本市場での発売は2020年春ごろを予定。

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