RAV4とは差別化
トランスミッションはターボが6AT、2.5LガソリンとハイブリッドはCVTとの組み合わせとなる。
現行ユニットに比べると2Lガソリンの代わりに2.5Lを設定、2.5Lハイブリッドは4WDのみだったのがFFもラインアップする。
現行シリーズではFFの2Lが販売の中心だったが、FFの2.5Lガソリン&2.5Lハイブリッドをメインに売るように上級シフトさせる。
RAV4が4WD中心のラフロード志向のラインアップに対して新型ハリアーはFFメインでシティ走行を意識したコンセプトで仕立てるのは従来どおりといえる。
全店扱いの新型車のトップバッター!?
安心パッケージの「トヨタセーフティセンス」はアルファード&クラウン並みないしはプラスαのデバイスを装備した最新の進化バージョンを標準装備する。
オリジナル用品を装着したりするカスタムバージョンの「TRD」、「モデリスタ」バージョンも新しい装備とデザインを同時にデビューする。
現行モデルにも設定されているスポーツバージョンの「GRスポーツ」は約1年後の発売となる見込みである。
月販目標は安定期に3000台、スタートダッシュでは5000台規模に拡大する見通しだ。
現行モデルは全国規模ではトヨペット店の専売であるが、次期型からは全系列店扱いになる。2020年5月からは全トヨタ車が同様になるので、新型ハリアーはこれにタイミングを合わせるように万全の態勢でデビューすることになる。
証言1:トヨタモビリティ東京営業担当者
現行ハリアーは新型RAV4の登場以降、販売が頭打ち傾向にあった。搭載しているエンジンがほぼ同じなのに価格が20万円以上も安い。
RAV4は2.5Lハイブリッドが2WD、4WDのどちらも選べるのに、ハリアーは4WDのみだから2WDのハイブリッドが欲しいお客さんはRAV4に代替えすることになる。
新型ハリアーではおそらくどちらも選べるようになるはずだから、高級感やクオリティを重んじるユーザーにとっては新型ハリアーを選ぶことになるはずだ。
ラフロード走行を意識したお客さんは引き続きRAV4志向だが、クオリティ&シティ走行重視派は2WDの新型ハリアーに代替えするようになるので、今後はどちらにするか迷うことはなくなると予想している。
証言2:首都圏トヨペット店営業担当者
これまでハリアーはトヨペット店の専売モデルだったから、RAV4を意識することはなかった。ただ2020年5月からは新型ハリアーが発売になると同時にRAV4も扱うようになるので、売り分けを考える必要が生じてくる。
4WD中心に売り込むのはオフロードにも強い4WD、新型ハリアーは上級&ハイクオリティでシティ走行を重視した2WD派に選んでもらいたいといった売り方になると思う。
これまで2Lガソリン車が売れ筋だったが、新型ではFFの2.5Lハイブリッドがメインの売れ筋とクォリティアップ志向になると思う。ただRAV4は来夏にはPHVが加わるので、こちらは新型ハリアーよりも高くなる可能性がある。
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