シビックタイプRはどうなる?
2019年8月、ホームページにて「まもなく販売終了となります」とアナウンスされたシビックタイプRは、すでに完売し、シビックタイプRの現在のホームページにはハッチバック、セダンと同じく「2019年モデルの販売は終了しました」と掲載されている。
シビックタイプRの発表は2020年4月になる見込みだ。
さて、シビックタイプRはどのように変わるのか? 実はシビックタイプRだけは、写真が公開されていない。
ホンダ関係者によれば、フロントバンパーやリアバンパーの形状変更をはじめ、ラジエターグリルの開口部が拡大されるとのこと。
またカーボン製ルーフが与えられ、エンジンと足回りにも手が加えられるという。現行シビックタイプRよりも、さらに走りに磨きがかかるだろう。
また、ホンダの英国工場は2021年に閉鎖すると発表されているが、それはどうなるのか?
シビックタイプRとシビックハッチバックが英国スウィンドン工場製、シビックセダンが日本の寄居工場製となっているものの、2019年2月にホンダが発表したとおり、2021年にホンダは英国工場を閉鎖すると発表済み。
この「英国工場閉鎖」については英国のEU脱退の影響だと言われているが、実際はホンダのグローバル戦略に基づいた効率化の側面が強い。
では英国スウィンドン工場が閉鎖されることになれば、この2車種はどこで生産されるのか?
最も可能性が高いのは、日本で開発と生産を行うことだ。実際にホンダはNSXの開発拠点を日本に移していて、今後タイプRを含むハイパフォーマンス車両の開発を日本に集約し、シビックタイプRの生産も日本で行う可能性が高い。
タイプRはハイパフォーマンスであることと同時に「日本の技術の粋」であること、高価であることが世界的に認知されており、コストを投じて日本で開発し、高額になったとしても世間的に受け入れられるのではないか。
商業的には少量生産ながらも、高価格帯への移行によって利益を確保、ということになりそう。
3モデルを合わせても月販500台に満たない少数にとどまっているがこの状況は今後も変わらない見通しである。
証言1/首都圏ホンダカーズ営業担当者
「ハッチバックのほうが売れゆきはいいですが、イギリスからの輸入モデルのうえに、グレード数が少ないので納期がかかります。売るほうもあまり積極的に取り組んでいないこともあり、台数は稼げていません。
タイプRは一定のファンがいますが、もう欲しい人には行き渡っているのではないでしょうか。
セダンは国内製ですが、ハッチバックよりさらに売れゆきがよくないので、ある程度台数がまとまってから組み立てて納車するようなシステムと聞いています。
シビックというブランドイメージからすると売価があまりにも高過ぎるのではないかと思ます」。
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