2021年にZ34型がビッグマイナーチェンジ!
そのいっぽうで日産に近い情報筋からもたらされた情報が、Z34型が2021年にビッグマイナーチェンジを実施する、というもの。
2018年から開発はスタートしているということで、スカイラインに搭載された3L、V6ツインターボエンジンを搭載するという。同時に内外装にも大幅に手を入れられて、ガラリとイメージチェンジするというのだ。
ニュルブルクリンクでテストするZ34型は、このビッグマイチェンモデルと見るのが正解だろう。
Zのプラットフォームは基本的にはV37スカイラインとの共通性が多く、VR30DDTTを搭載するのに無理はない。
304ps仕様とスカイライン400Rの405ps仕様の2タイプが用意されることになるだろう。スカイラインでは7速ATのみの組み合わせだが、Zには6速MTとの組み合わせも期待したい。
マイチェンに向けた開発期間は3年と長いので、シャシーチューニングなどフルモデルチェンジに近い内容だ。
次期フェアレディZは2025年のデビューに向けて開発中!
さて、気になる次期Zはどうなっているのか? すでにベストカーでは2017年12月から次期Zの開発がスタートしている、という情報を入手している。トヨタがBMWと共同でスープラを開発し、市販化した動きに負けていられないということなのだろう。
最新の情報では、引き続き開発が進められて入り、エクステリアデザインに関しては、まだ確定的な情報は入っていないという。
ただ、Z33やZ34の流れの延長線上にあり、最近の日産デザインのトレンド、直線基調のエッジが効いたシャープなデザインを採り入れているとのこと。
プラットフォームはスカイラインクーペことインフィニティQ60から流用されるという。
ホイールベースは現行300mm程度短縮された2550mm程度で、全長は4520mm、全幅は1890mmになるもよう。ちなみに全長はスープラ(4380mm)よりも140mm長く、全幅はスープラ(1860mm)に比べ30mm広い。
搭載されるパワートレインは、純エンジン車ではQ60と同様のいわき工場で作られる3L、V6ツインターボで、ハイパワーバージョンとスタンダードバージョンを用意。パワースペックは405ps/48.4kgmと305ps/40.4kgmの2種類という。
このVR30エンジンは久々の日産オリジナルの新開発ターボユニットで、新型のタービンスピードセンサー、インタークーラーシステム、電動アクチュエーターなどを採用し、レスポンス、燃費性能を向上させているもの。
現在、これ以外にQX50に搭載されている世界初の可変圧縮比エンジン、VCターボやe-POWER、ピュアEVが検討されている。
トランスミッションは7速ATと6速MTで、サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアがマルチリンク。FRのみの設定で5つの走行モードを切り替えられる電子制御サスペンションや電気信号でタイヤを動かすダイレクトアダプティブステアリングなどが採用される。
三菱を傘下に入ったことでランエボとの共同開発……という噂も流れたが、どうやらそれはないらしい。
情報を聞いた日産関係者から「史上最強、史上最速のZを目指して着々とプロジェクトを進めています」と力強いコメントをいただいた。期待して待っていよう!
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