マツダのミドルセダン[マツダ6]の生産が全世界で終了!!! 次期型は人馬一体BEVセダン? 日本販売はいつ?

マツダのミドルセダン[マツダ6]の生産が全世界で終了!!! 次期型は人馬一体BEVセダン? 日本販売はいつ?

 マツダ6の世界生産がついに終了する。すでに日本国内では2024年12月、山口・防府工場での生産を終了している。さて、次期マツダ6はどうなるのか? 日本発売はあるのか、解説していこう。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、マツダ

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マツダ6の生産が全世界で終了!

新型マツダEZ-6(広島に展示されているものを撮影)
新型マツダEZ-6(広島に展示されているものを撮影)

 マツダのミドルセダン、マツダ6(改名前はアテンザ)は2012年の発売以来、約23年にわたって生産されてきたが、日本国内やオーストラリア、中東での生産を終了し、唯一ベトナムでの生産を続けてきたが間もなく終了する。

 さて、マツダ6の次期型はあるのか? 後継車といわれているのは2024年春の北京モーターショーで発表されたマツダEZ-6。登場時期が、日本のマツダ6生産終了報道と重なったことから、このEZ-6こそがマツダ6と言われた。

 このEZ-6は、マツダの中国合弁会社である長安マツダが手掛けるFRセダン。プラットフォームは長安汽車製で、純然たるマツダ車ではないため、中国専売車と見られていた。

 しかし、マツダは2025年1月10日に開幕したブリュッセルモーターショーにおいて、長安マツダが手がける電動サルーンEZ-6をマツダ6eとして発売すると発表したのだ。

マツダ6eのリア回りのデザインもカッコいい
マツダ6eのリア回りのデザインもカッコいい

 欧州で発売するとなると、日本でも発売されるのではないかと期待は高まるが、マツダの公式見解では日本での販売はいまのところなし。マツダが欧州でのマツダ6eの販売を急いだのは2025年から93.6g/km以下に強化されるEUのCO2規制のためだ。

 EZ-6はBEVとPHEVのパワートレーンが用意され、PHEVは1度の給油で1300km以上の走行を想定。BEVは欧州市場に投入されるマツダ6eのスペックをみると、駆動用バッテリー容量は80kWhと68.8kWhの2種類で、1充電当たりの航続距離は前車が552km、後者が479km。欧州での価格は4500ユーロ(約720万円)となっている。

造りがよく質感の高いインテリア。欧州セダンに充分対抗できると思うのだが……
造りがよく質感の高いインテリア。欧州セダンに充分対抗できると思うのだが……
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マツダ6eの日本販売はあるのか?

ブリュッセルモーターショーで公開されたEZ-6改めマツダ6e。ボディサイズは全長4921×全幅1890×全高1491mm
ブリュッセルモーターショーで公開されたEZ-6改めマツダ6e。ボディサイズは全長4921×全幅1890×全高1491mm

 そんななか、2025年1月7日、日本の特許庁に「マツダ6e」が商標登録されていることがわかった。これによって日本導入の可能性も大きくなったといえよう。

 ただ現状では、日本市場においてミドルセダン市場は壊滅的といってもいい状況だから、BEVより売れそうなPHEVといえども微々たる台数しか売れないだろう。

 とはいえ、マツダというブランドを考えるうえで、SUVだけでなく、今後登場するであろう、ロータリースポーツカーとともに、フラッグシップセダンの存在はかけがえのないものだから、ぜひ日本でも販売してほしい。

 期待したいのが、2024年5月に開催されたマルチウェイワークショップで公開された縦置き2ローターのストロングハイブリッドだ。アイコニックSPに搭載される可能性が高いロータリーハイブリッドだが、他車展開をすることも考えられる。

2024年5月に公開された2ロータリーハイブリッド
2024年5月に公開された2ロータリーハイブリッド

 最後にマツダ6e発表時における、プレスリリースを読んだら、思わず乗りたくなったので記しておこう。ちなみにマツダ6eは50対50の前後重量配分、フロントはストラット、リアはマルチリンク式のサスペンションを採用している。

 「ドライバーの入力にリニアに反応する、細部までこだわったブレーキングとハンドリング性能は“人馬一体”、つまり“クルマとドライバーが一体”の感覚を生み出します。 マツダ6eには、ドライバーをサポートするインテリジェントドライブシステムや事故軽減技術、音声、タッチ、ジェスチャーコントロールを備えたスマートキャビンなど、安全性と利便性の水準を高めるためのスマート機能も搭載しています」。

 どうでしょう、みなさん、乗りたくなったでしょ! マツダさん、マツダ6e(PHEVでも)の日本導入頼みます!

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