ベストカーの取材による2020年の新車カレンダーを見てみると、新型レヴォーグを筆頭にインプレッサSTIスポーツなどのニューモデルが登場予定だが、2021年はさらに盛り上がりそうな気配が漂っている。
WRX S4のフルモデルチェンジ、「VIZIV ADRENALINE CONCEPT」あらためアドレナリンと、スバルの新しいデザインコンセプト「BOLDER(=「大胆」)」を軸に据えたニューモデルがあれば、フラッグシップである(ファンからすれば「待ちわびた」だろう)レガシィアウトバックの“帰還”と、話題性充分の新型車たちが出揃う。
1台ずつ紹介していこう。2021年はスバルが掲げる「安心と愉しさ」という理想を更に更に追求してゆく年となりそうだ。
■2020年 スバル 新車登場予定カレンダー
1月 レヴォーグ 2.0GTアイサイト Vスポーツ(特別仕様車)、インプレッサ、XV(マイナーチェンジ)
9月 新型レヴォーグ
10月 スバル インプレッサSTIスポーツ(追加モデル)
■2021年 スバル 新車登場予定カレンダー
4月 新型WRX S4、新型レガシィアウトバック、レヴォーグ2.4L直噴ターボ
12月 アドレナリン
●【画像ギャラリー】大黒柱、そして期待の新星…!! スバル2021年のラインナップをギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年1月のものです。新車スケジュールは2020年1月時点で当編集部および流通ジャーナリストの遠藤徹氏が、各メーカーや新車販売店に取材した結果を反映したものであり、発売日が近づくことによって流動する可能性があります。新型車の発表スケジュールについては、新情報が入り次第更新していきます
文:ベストカー編集部/写真・予想CG:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年2月10日号
■スバル 新型WRX S4(2021年4月デビュー予定)
●新開発のダウンサイジング直噴ターボを搭載。進化型アイサイトはハンズオフドライブも実現か?
2020年後半に新型レヴォーグの1.8L直噴ターボが登場。その数カ月遅れのタイミングでWRX S4がフルモデルチェンジする。
レヴォーグと同じ新開発の水平対向1.8L直噴ターボに加え、2.4L直噴ターボも設定。
1.8Lは200ps、2.4Lは270ps前後となりそうだが、最高出力よりもトルク特性と燃費性能を重視したエンジンになるという。
組み合わされるトランスミッションは進化型のリニアトロニック(CVT)だ。
もちろん、剛性と運動性能に優れたスバルグローバルプラットフォーム(SGP)を使い、そのうえ新開発のフルインナーフレーム構造を採用。
従来型を大きく凌ぐ圧倒的なボディ剛性を実現する。
アイサイトも進化。広角化した新開発ステレオカメラと前後4つのレーダーによる360度センシングにより、安全性を大きく向上。高速道路でのハンズオフも視野に入れて開発が進んでいるようだ。
デザインはスバルの新デザインコンセプト「BOLDER(大胆)」を採り入れたシャープさが際立つもの。
日本市場をメインにするスポーツセダンは貴重な存在であり、登場が待ち遠しい。
■スバル WRX S4予想スペック
・全長×全幅×全高:4650mm×1800mm×1480mm
・ホイールベース:2675mm
・車両重量:1500kg
・エンジン:水平対向4気筒DOHC2.4L+ターボ
・最高出力:270ps/6000rpm
・最大トルク:40.8kgm/4000rpm
・価格:300万~400万円
コメント
コメントの使い方