2018年~2019年の「6人以上のミニバンセグメント」において2年連続ミニバンNO.1を獲得している、日産セレナ。
e-POWER追加やフェイスリフトによって人気を保ち続けているが、早くも新型セレナのフルモデルチェンジ情報をベストカーが入手した。
はたして、新型セレナはどんなモデルになるのか? ミニバンNO.1を維持できるだけの魅力を持っているのか?
文/ベストカー編集部
写真/ベストカーWEB編集部
CGイラスト/ベストカー編集部
初出/ベストカー2020年2月10日号
【画像ギャラリー】現行セレナe-POWERと歴代セレナの詳細写真
e-POWER追加で人気に火が付いた
現行セレナは2016年8月に発売され、2018年3月にはe-POWERを追加。このe-POWERが追加されたことにより、2018年暦年販売台数は9万9865台を販売し、6人以上のミニバンセグメントにおいて1位に輝いた。
翌2019年8月には、ビッグマイナーチェンジが行なわれ、ハイウェイスターのグリルが拡大され、いわゆるオラオラ顔となり、標準仕様のフロントマスクも変更された。2019年暦年販売台数も9万2956台と前年より落ちたものの、2年連続で6人以上のミニバンセグメントで1位を達成している。
セレナは日産のなかでノートに次ぐ最重要車種として位置づけられており、頻繁に一部改良やマイナーチェンジが行われているが、次期モデルの開発も順調に進んでいるという日産関係者からの証言も聞いた。
キープコンセプトでサイズは5ナンバーをキープ
新型セレナは基本的にはキープコンセプトで、標準仕様は5ナンバーサイズをキープ。スポーティなハイウェイスターは全幅1700㎜を超える3ナンバーとなるのも現行型と同じ。
熾烈なライバル車との競争のなかで、セレナがリードするのは3列目シートの居住性だが、その優位性は保ったまま、3列目シートの格納方法で新たな提案がなされるという情報。
現行型の左右跳ね上げ式に対し、より洗練されて操作しやすいシステムが投入されることになるだろう。
パワーユニットは2Lのガソリンエンジン+マイルドハイブリッドと、もちろんeーPOWERも継続採用される。
現在は1.2Lエンジンで発電し、136ps/32・8㎏mのモーターで駆動するシステムとなっており、それで動力性能的な不満はないものの、新型はさらにモーターパワーをアップさせる。
それでいて細かな改良により燃費性能も上げてくることは確実で、ノアのTHSIIとの競争はさらに激しいものとなりそうだ。
日産といえばプロパイロットだが、新型セレナにはスカイラインで実現したハンズフリードライブを可能とするプロパイロット2.0が採用されそうだ。
高速道路に限定されるが半自動運転システムともいえるプロパイロット2.0はロングドライブで有効。それだけでもセレナを選ぶ価値のある装備で、こちらの他社との競争も熾烈さを増す。
気になる新型セレナの発売時期は早ければ2021年夏頃の予定。ミニバン販売NO.1の座を維持できるほどの魅力を持っているのか、楽しみに待ちたい。
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