新型「トヨタ ハイラックス」2025年中に登場か!? 直4ディーゼル搭載も将来的には電動化も?? 全長5.3m超のハイラックスはどう進化するのか!!

新型「トヨタ ハイラックス」2025年中に登場か!? 直4ディーゼル搭載も将来的には電動化も?? 全長5.3m超のハイラックスはどう進化するのか!!

 2017年に登場し、国内では13年ぶりの復活で沸き立った現行型トヨタ ハイラックス。次期型でも日本発売継続が決定したという情報が入ってきた。ファンはホッとしているところだろうが、さらに期待を煽る詳細な情報をお届けしよう!!

※本稿は2025年6月のものです
文、予想CG:ベストカー編集部/写真:トヨタ ほか
初出:『ベストカー』2025年7月26日号

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ファン安堵!? 次期モデル日本販売決定!

北米専売のピックアップトラック「タコマ」のイメージに近くなるという情報が入っている次期ハイラックス。高級感を増して2025年度中に登場(ベストカー編集部作成の予想CG)
北米専売のピックアップトラック「タコマ」のイメージに近くなるという情報が入っている次期ハイラックス。高級感を増して2025年度中に登場(ベストカー編集部作成の予想CG)

 ハイラックスの車名は「ハイ」と「ラグジュアリー」を組み合わせた造語であり、意外なことに高級さをアピールしていたりする。動物のハイラックスと何かしら関連があると思った人もいるかもしれないが、違う。動物はHYRAX、クルマはHILUXと、そもそも綴りからして異なっている。

 そんな豆知識は置いておき、大事な話をしよう。ベストカーは次期ハイラックスの情報を入手した。果たしてどんなクルマになるのか、今わかっているすべてを紹介していこう。

 ハイラックスは一時、日本市場で販売されていなかったことがある。現行型8代目も、海外では2015年に登場していたが、日本デビューは2017年。しかも、その時点で日本のハイラックスは13年ぶりの復活だったのだから、ずいぶん長い期間売っていなかったのだ。

 それだけに次期モデルも日本で売られない可能性はあったのだが、めでたく販売が確定したというのが最新情報。2025年度中にデビューするという。

 次期型9代目ハイラックスは、ランクル300&250で使われているTNGAのフレームプラットフォーム、GA-Fを採用する。

 現行型は2002年にスタートしたIMVプロジェクト(新興国市場をターゲットにした世界戦略車プロジェクト)のシャシーをベースとしているだけに、大幅な進化を遂げることになる。

 サスペンションはランクル300&250と同じ前マルチリンク/後トレーリングリンク。現行型のリアサスはトラック風のリーフスプリングだから、操安性や乗り心地面も大きく改善される。もちろん、耐久性はランクル譲りで問題なし。

 エンジンは1GD-FTV型の直4、2.8Lディーゼルターボと、その48Vマイルドハイブリッドが有力。エンジンが204ps/51.0kgmで、マイルドハイブリッドはそこに16ps/6.6kgmのモーターが加わる。現行型の2.4Lディーゼルターボ(150ps/40.8kgm)から大幅な出力向上となる。

現行型より上級クラスに移行

現行型と同様GRスポーツも設定されるという情報だ。よりオンロードの快適性、スポーツ性に振った乗り味が予想されるが、もちろんタフさも主張する(ベストカー編集部作成の予想CG)
現行型と同様GRスポーツも設定されるという情報だ。よりオンロードの快適性、スポーツ性に振った乗り味が予想されるが、もちろんタフさも主張する(ベストカー編集部作成の予想CG)

 デザインは北米専売のピックアップトラック「タコマ」のイメージに近いという情報が入っている。

 タコマはハイラックスよりもアッパークラスとなるクルマで、それだけにハイラックスも現行型よりも上級クラスの印象になりそう。FRベースのパートタイム4WDなのは現行型と同じでトランスミッションは8速ATという情報だ。

 ボディサイズは全長5350×全幅1920×全高1800mm、ホイールベース3085mm前後と予想。かなり大きなサイズだが、実は現行型とそれほど大きくは変わらない。ちなみにライバルとなる三菱トライトンGSRは全長5360×全幅1930×全高1815mm、ホイールベース3130mmで、ほぼ同等。

 前述のとおり、2025年度中(2026年3月まで)に登場する次期ハイラックスは、ディーゼルとそのマイルドハイブリッドが有力だが、PHEV、BEV、あるいはFCEV(燃料電池車)も追加される可能性がある。BEVもFCEVも現行型で試作車を完成させており、その技術が継続されるのは間違いないからだ。

 ハイラックスは平均して一世代10年販売する。そう思うと次期型は2035〜2036年までターゲットにしているはずであり、電動化は避けられない時期に突入するが、さすがはトヨタ、準備に抜かりはないということだ。

次ページは : ハイラックスチャンプも2026年日本導入

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