日産がついに反転の新車攻勢に出る!! 大ヒット車「ノート」、人気SUV「エクストレイル」の大物2台は、果たして年内にフルモデルチェンジされるのか!?
主要車種の「車齢」が延びるなか、2020年の日産は、3月に三菱 eKスペースとの共同開発車「新型ルークス」を発売予定で、「キックス」も年央の投入が濃厚と、例年になく明るい材料が多い。
そうしたなかで注目されるのが、ともに人気車の新型ノートと新型エクストレイルに関する動向だ。
日産の大物2車は年内に登場するのか。はたまた2021年の発売となるのか? 最新情報を遠藤徹氏がレポートする。
文:遠藤徹
CG、写真:ベストカー編集部
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新型ノートの年内発売はあるか!?
ノートは、現行5ドアハッチバックモデルが(年内に)フルモデルチェンジする可能性はあるが、両側スライドドア仕様は出るとすれば同時ではなく、1年程度遅れて追加される可能性がある。
現行型ノートは2012年8月28日発売であり、今夏で8年が経過するので9月にも世代交代するだろう。
現行5ドアハッチバックは登録車でトップブランドを争う人気モデルであるから、このコンセプトは基本的に受け継ぐはずである。新型ヤリスや新型フィットが発売になり、好調なスタートを切っているので対抗上、新世代モデルを投入する必要があるはずだ。
キープコンセプトの世代交代であるが、プラットフォーム、パワーユニット、駆動系、足回りなどは全面刷新となる。
パワーユニットは、得意の1.2Lのe-POWER、1.2L・3気筒NAエンジン、1.2Lスーパーチャージャーエンジンをラインナップする。
e-POWERは、2020年5月に発売する新型キックスと基本的に同じで従来ユニットを大幅に改良し、アイドリング時の騒音振動を低減させ静粛性を向上させる。
走行に使う駆動用バッテリーは、エンジンブレーキをよりリーズナブルに制御しワンペダル走行のし易さを大幅に進化させる。
トランスミッションは電気式での制御を継続。当面は2WDのみで4WDのe-POWER遅れて追加する見込み。
1.2L・NA&同スーパーチャージャーエンジンは、3気筒を継続するものの新開発に近いほど大幅に改良し、走行性向上、バランサー改良と合わせ騒音&振動を低減させる。
トランスミッションは改良型CVT。こちらは2WD、4WDも同時に設定する。安全対策パッケージや自動運転支援の「プロパイロット」標準装備車も設定する。
注目のスライドドア仕様はノート以外の車名となる可能性も!?
スライドドア仕様の3列シートコンパクトミニバンは、トヨタ シエンタとホンダ フリードがヒットし、高いシェアを確保しながら同クラスでのトップセラー争いを演じているので対抗上、日産も同ジャンルの新型車を投入するのは自然な流れといえる。
日産は同ジャンルでNV200バネットを持っているが、こちらは商用車ベースであり、量販は難しい状況にある。乗用車は2列シートハイトワゴンのキューブがあったが、2019年末で生産中止した。
こちらの後継モデルが3列シート6~7人乗り、2列シート5人乗りのラインアップで発売になると噂されている。
ノートをベースにホイールベース&全長を200~300mm延長して仕立てられることからノートのスライドドアバージョンという情報が流れているが「ノート」の名称を冠するかどうかは明確になっているわけではない。
搭載するパワーユニットは、e-POWER、1.2NAガソリン、同スーパーチャージャーになるのはノートと同じはずである。
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