BEV仕様もレクサスから登場
また、遅れる理由が何かというのとは別に、ロードバージョンが出る前にレース専用車のGT3を販売することができるのか? という疑問も出てくるが、これについては「問題ない」というのが結論となる。
FIAのレギュレーションでは、過去には年間200〜300台(年によって異なる)のベース車両の生産が義務付けられていたこともあったが、現在は台数に関する規制は明文化されていない。
GT3マシンそのものの生産台数については、1年以内に10台、2年以内に20台という規則はあるものの、ロードバージョンは「存在していればOK」というのが実状のようなのだ。実際、マクラーレンやアストンマーティンなど、ロードバージョンがごく少数しか存在しないGT3マシンが認可されているケースもある。
「GT3はマシンのレギュレーションは細かく厳格だが、台数に関する規制は曖昧」というレース関係者の証言もあるものの、ベースとなるロードバージョンの存在は不可欠。遅くともGT3のデリバリー開始から1年以内、つまり2026年末までには正式デビューを果たすと予想できる。
このV8ハイブリッドのスーパースポーツはGRブランドで登場するが、そのBEV版もレクサスで予定されており、こちらは2027年にデリバリー開始になるという情報。
未確認だが、トヨタ&レクサス初の全固体電池搭載BEVになる可能性もあるほか、フルスペックのアリーンを搭載する本格SDV(ソフトウェア定義車)で登場するという情報もあり、こちらの動向も大いに気になる。

コメント
コメントの使い方たった1年遅れるだけで、規制のせいで欧州版のパワーダウンまで起こるのは残念ですね。せめて日米版だけでも当初の馬力維持してほしいですが。
こちらの市販モデルだけが遅れるという状況を顧みて、急遽モントレーでのレクサス・スポーツコンセプト(BEVっぽいスーパーカー)が発表されたのかも。
こちらの方が市販が早いってことはありえないとは思えますが・・・どうなるんだろう