北米での登場後に話題になっていた新型キックス。とてもかっこよく、日本投入が待ち遠しい1台だがなんと日本での公道試験がスタートしているという。その様子をSNSユーザーが捉えて画像を提供してくれたぞ!! 写真から見えてくる新型キックス「日本仕様」のすべてをお届けしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:しばとら@なんでも屋(@shibatorakotsu)さん、NISSAN
外装は日本仕様オリジナル箇所もあり
新型キックスの日本導入が間近に迫っていそうだ。2025年12月に入り、都内で公道試験中の新型キックスをSNSユーザーが捉え始めた。
ナンバーが宇都宮ということで、栃木にある日産の実験部によるテストということが推測できる。公道試験では法対応の確認や操縦安定性などの洗い出しなどがされるが、ここまでラッピングもなしに走り回っているところを見ると発表は「もう間もなく」という段階だ。
すでに北米で発売されているキックスだが、日本仕様はやや異なった出立ちだ。北米仕様で話題になっていたフロントリップスポイラーの紋様がなく、また素材も北米の無塗装樹脂ではなくペイントのバンパーが前後におごられている。
さらにフロントバンパーにはフォグランプも追加されており、日本仕様はアクティブな北米仕様とは異なり少しラグジュアリー志向とも取れる。ライバルとなりうるホンダWR-Vがアクティブ系、ヤリスクロスがほんわか系ということで別のアプローチを狙ったのだろうか。
とはいえ、エスピノーサCEOなら北米の「SR」同等のアクティブなグレードを持ってきたいと考えるだろうし、日本市場にはそちらの人気も少なからずあるのも事実。現状では北米のベースグレード「S」、ミドルグレード「SV」、そして上位グレード「SR」のどれとも違う前後意匠となっている。
ただホイールは「SR」のものを装着しているようだ。
【画像ギャラリー】久々に日産らしいヒット作を大スクープ!! キックス日本導入の前に北米仕様も見ておこう(6枚)画像ギャラリーe-POWER搭載はほぼ確実だけどガソリンも検討中か
気になるパワートレインだがe-POWERの搭載はほぼ間違いないという情報が強い。しかし価格競争でも勝負を挑まないといけない日産だけに、北米の2Lガソリンエンジン投入も視野に入れている。
とはいえ、実際のところガソリングレードは一種の客寄せになるものの、実際の消費者需要はハイブリッドが大多数を占めるのも事実。どちらがコストが低いかを考えればおのずと答えは出てくるだろう。
気になるe-POWERは第3世代e-POWERの搭載は見送られそうだ。もちろん物理的な搭載は可能なものの、日本市場ではエルグランドから搭載される新型e-POWERが、いきなりキックスにも横展開で搭載するかと言われれば極めて微妙。
すでに欧州のキャシュカイに搭載されている第3世代e-POWERだが、日産からすればしばらくは上位機種でのプレミアム性を持たせた製品展開にしたいというのは当然の流れだろう。ちなみにこのキャシュカイ、とてつもなく素晴らしい乗り味だったことはお伝えしておく。
まとめるとキックスには第2世代e-POWERを搭載し、価格を抑えたラインナップにしていくはずだ。ガソリングレードも用意される可能性は大いにあり、この辺りも今後注視していきたい。発売は2026年と見られる。久々に「これは売れそう!」と思える日産車が出てきたぞ!
【画像ギャラリー】久々に日産らしいヒット作を大スクープ!! キックス日本導入の前に北米仕様も見ておこう(6枚)画像ギャラリー












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