レクサス LCコンバーチブル 6月27日発売! 国産V8オープンが誕生間近に

レクサス LCコンバーチブル 6月27日発売! 国産V8オープンが誕生間近に

 V8エンジン搭載の国産オープンカーが、このご時世に登場!! 国産最強のオープンモデル、レクサス LCコンバーチブルは6月27日に発売!

 レクサスのフラッグシップクーペ「LC500」に、待望のオープンモデルが加わる。

 2019年7月に英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で試作車が走行、同年11月の「LAオートショー」で世界初公開となったLC500のオープンカー仕様「LC500コンバーチブル」の発売日が、流通ジャーナリスト遠藤徹氏の取材により判明!

 当初より、「日本での発売は、2020年夏頃を予定しています」と発表されていたが、6月のデビューが決まった形だ。

 国産のオープンカーでは屈指のハイパフォーマンスモデルになるだけでなく、現代では稀有となった大排気量のV8エンジン搭載モデルとしても魅力的な1台となりそう。以下、遠藤徹氏が解説する。

文:遠藤徹
写真:LEXUS

【画像ギャラリー】(全11枚!)クーペよりエレガント!? LC500コンバーチブルを写真でじっくり確認


LC500コンバーチブルは4月24日から先行予約開始!

LAショーで公開されたLCコンバーチブル。全長4760×全幅1920×全高1350mmと公表されている

 トヨタのプレミアムブランド部門であるレクサスは6月27日、レクサスLCを一部改良すると同時にオープンエアモデル「レクサス LCコンバーチブル」を追加設定して発売する。

 4月24日から価格を決め、先行予約の受付をスタートさせる。同コンバーチブルはLCをベースにルーフをソフトトップにした2シーターオープンエアモデルで、シート後方に太くラウンドした丸いバーでカコミルーフ部分を補強している。

 全長4770mm、全幅1920mmはLCと同じ。パワーユニットは5L・V8のガソリンNAエンジンのみを搭載。

 「LC500コンバーチブル」1グレードのみで車両本体価格は1500万円程度でLC500の最上級グレードであるSパッケージに比べると約100万円高い設定になる見込み。

エンジンは5L・V8一本で勝負!

手前がLCコンバーチブルで、奥は発売済であるクーペのLC。パワーユニットのラインナップには違いが見られる

 エンジン性能は、最高出力351KW(477PS)/7100rpm、最大トルク540Nm(56.1kgm)/4800rpmでLC500と同じだが、メタルルーフを取り外したぶん、軽量化で抜群の加速性を発揮できる仕立てをしている。

 ボディカラーは9色でLCに比べると「テレーンカーキーメタリック」と「ブレージングカーネリアンコントラスト」の2色が加わる他はほぼ同じとなる見込み。

 従来のクーペモデルであるLC500(5L・V8)とLC500h(3.5L・V6ハイブリッド)はサスペンション、足回りの手直しで剛性向上を中心に改良し、より走りのポテンシャルアップを図る。

 燃費表示は従来のJC08からより実走行に近いWLTCモードに切り替える。車両本体価格は1~2万円程度と僅かな値上げに留める見込みである。

気になる納期は? 販売店も宣伝塔として期待

オープン化されたことで、より艶やかな印象も増したLCコンバーチブル。シートは2+2の4座で、狭いながらもリアシートが備わる

 これまでは月販実績(登録ベース)ではLC500が25~35台、LC500hが10~15台程度だった。

 コンバーチブルは発売当初は多くて100台くらいで推移する見通しだが、安定期(な販売の推移)にはクーペの500hよりもさらに少なくなることが予想される。

 レクサスの他のモデルは受注してから45日程度の納車を基本にしているが、LCコンバーチブルはハンドメイドの部分が多いために半年以上と長い納期になりそうである。

オープン時の写真と比べるとコントラストがわかるクローズド時の写真。屋根は電動ソフトトップで開閉時間は、開 : 15秒、閉 : 16秒と公表されている

【証言:首都圏レクサス店営業担当者】

 クーペのLCもLCコンバーチブルも少ないファンが愛用している程度なので、(売上という意味では)それほど期待していない。ただ話題性はあるので、存在価値はある。

 試乗車や展示車は各店舗に配置できないので会社で1台ずつ用意し、持ち回りで各店舗を一定の期間、用意することでお客さんに披露することになる。

 お客さんがLCコンバーチブルを見に来店する、あるいは営業コンサルタントが話題にすることで、他のレクサス車の販売促進に役立たせることにもつながる良さもある。

 レクサス車は営業開始以来、車両本体からの値引きをゼロとしており、用品10万円程度のサービスで済ませている。こうした販売姿勢は今でも崩していない。リセールバリューの高さをキープするためである。

 こうした売り方はLCコンバーチブルもLCも同様である。

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