いっぽう、従来のフロントマスクを踏襲した2WDの2Lガソリンエンジン搭載車と4WDの2.4Lガソリンエンジン搭載車の販売が2019年12月をもって生産を終了し、現在、在庫販売のみとなっている。
三菱の公式ウェブサイトには2019年秋ごろから「2019年10月23日以降のご注文につきましては、生産終了により、グレード、カラー、メーカーオプションなどが、お客様のご希望に添えない場合がございます」と記載されていた。
すでに発売から13年経過しているデリカD:5だが、2019年2月に大がかりなマイナーチェンジを行ったばかりで、少なくとも向こう1年以内に新型が登場する可能性は低いだろう。
ただ、前モデル「デリカスペースギア」の販売期間(1994~2007年)を考えても、本来であればモデルチェンジの頃合いとなる。早ければフルモデルチェンジは2022年前半頃が予想される。
提携する日産とのシナジー効果を最大限に出すために日産セレナとプラットフォーム、パワーユニット、駆動系、トランスミッション、足回りなどの基本コンポーネント、その他のパーツを共用しコストダウンを図る。
ボディパネル、内装、車両としての味付けなどは変えるので、見た目ではまるで異なる別モデルと仕立てになるはずである。
パワーユニットは現行の2.3Lディーゼルターボは改良して引き続き搭載するほか、セレナに積まれているマイルドハイブリッドを改良して移植するだろう。
自動運転支援のマイパイロットやハンズフリーオープナーの両側スライドアが標準装備される。安全対策のパッケージは基本的にはセレナ用デバイスを進化させて採用すると思われる。
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