水に弱い? ハイブリッドを搭載しても生きて帰れるのか?
世界中のどんな過酷な土地からでも生きて帰れることをコンセプトとしているランクルシリーズだが、ハイブリッドモデルなので、水に弱いのでないかと心配する人も多いことだろう。しかしランクルハイブリッドには、万が一、ハイブリッドシステムが停止した際の退避走行機能が備わっている。
高電圧のハイブリッドシステムが完全に停止するような深刻なトラブルが万が一起きても、独立したスターターでエンジンを始動できる。さらにオルタネーター(発電機)が12V補機バッテリーへ電力を供給し続けるため、ガソリン車と同じように自力で走行(退避)を継続できるのだ。
またトランスファーLoレンジやアクティブハイトコントロールによる車高調整、アクティブトラクションコントロールの作動が確保されているので安心だ。
特にリアのフロアに搭載されているハイブリッドのメインバッテリー本体は、上下に分割した防水トレイで覆われており、深水路などへの進入時も水の侵入を防いでくれる。万が一、防水トレイ内に水が浸入した場合でも、トレイ内の被水センサーが自動的に検知し、注意を促すメーター表示も備えている。
また、センターコンソール下には防水構造を備えたACインバーターが搭載され、100V・1500Wまでの給電に対応。センターコンソール後部とデッキにコンセントが設置されており、外部給電アタッチメント(ハイブリッドのみ)によって、アウトドアや非常時における電源としても活用できる。
オフロード性能を表すスペックは以下のとおり。渡河水深性能は内燃機関モデルと同等の700mmを確保している。
・渡河水深:700mm
・アプローチアングル:32度
・デパーチャーアングル:26度
・最大安定傾斜角:44度
・登坂能力:45度
注目すべきは、トランスファーLoレンジでのモーター駆動を初採用したのがポイント。岩場、ダート、深雪路などの繊細なアクセル操作が要求される場面において、モーターのみでの走行を一部可能とすることで、従来モデル以上に、緻密なコントロールを実現。
マルチテレインセレクト(岩、モーグル、砂、泥、深雪)との組み合わせにより、さらに高い走破性と操作性を両立。加えて、3Dマルチテレインモニターがフロント・サイド・リアの4カメラ映像を活用し、ドライバーの死角をリアルタイムで可視化。オフロード走行中の安心感を大幅に高めている
価格が大幅に上がったのは装備が充実したから
大幅に価格が上がったのはこれまでメーカーオプションだった装備類が標準装備されたことが大きい。ZXとGR SPORTの標準装備品は以下のとおり。
・トヨタセーフティセンス+3.0
・電動パワーステアリング
・ヘッドアップディスプレイ
・前後ドライブレコーダー
・デジタルインナーミラー
・おくだけ充電機能
・12.3インチディスプレイオーディオPlus&JBLプレミアムサウンドシステム
・11.6インチ×2、リアシートエンターテインメントシステム
・AC100V・1500Wアクセサリーコンセント(外部給電アタッチメント付き)
・マルチテレインモニター
・クールボックス
・チルト&スライド電動ムーンルーフ
・ルーフレール
・ETC2.0車載器
・ITCコネクト
・タイヤ空気圧警報システム
・寒冷地仕様 ほか
ほぼフルオプション状態で、メーカーオプションはリア電動デフロック(2万2000円、トルセンLSDから変更)やヒッチメンバー(7万7000円)、ルーフレスオプションくらいだ。
ボディカラーは、プレシャスホワイトパール、ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラック、ダークレッドマイカメタリックが廃止され、新たにプラチナホワイトパールマイカ、ニュートラルブラックが新設定。そのほか、グレーメタリック、アバンギャルドブロンズメタリックが用意されている。
新設定されたGXディーゼルは、307ps/700Nmを発生する3345cc、V6ディーゼルエンジン+10速ATに変更はない。ZXに比べるとかなり装備は簡略化されており、7.0インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイのほか、マニュアル調整式のファブリックシートのほか、フロント・リアデフロック、おくだけ充電、LEDフォグランプ、ETC2.0車載器、ITCコネクト、寒冷地仕様などが標準で備わる。





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