■48Vマイルドハイブリッドでビッグマイナーチェンジ! 日産 GT-Rファイナル(2022年11月デビュー)
CAFE(企業別平均燃費基準)規制については、リーフに代表されるピュアEV、さらに電動化の嚆矢として車種ラインナップをイッキに増強していく計画のe-POWER車でクリアできる可能性が高いのだが、2021年以降強化される騒音規制のクリアが困難なため、現行システムのGT-Rは2022年以降の継続生産が困難になる。
V6、3.8Lツインターボを搭載するピュアな内燃機関パワーユニットのGT-Rはこれで幕を閉じることになる。
だが最後に文字通り「ファイナルエディション」として、GT3レーシングマシンのエンジンをベースに手作業で組まれた720ps仕様のスペシャルVR38DDTTを搭載するモデルが限定生産される計画。
価格は4000万円級と言われ、生産台数は20台程度というレアモデルとなりそう。
これでGT-Rの歴史にピリオドが打たれるのかというと、実は「次の一手」が用意されている。
それがGT-Rハイブリッドだ。
R35GT-Rの基本プラットフォームを活かしながら、3.8Lツインターボに48VISGを組み合わせてマイルドハイブリッド化する。
中間域のトルクをモーターでカバーすることで燃費を稼ぎながら、エンジン音もマイルドにして騒音規制をクリアするのが狙い。
2022年末にビッグマイナーチェンジで登場の計画だ。
■上質感を武器にライバル追撃へ! 日産 新型エルグランド(2022年8月デビュー)
2010年にデビューした現行型は2020年10月にビッグマイチェンを施され、なんと10年以上ものロングスパンモデルとなっているのは周知のとおり。ライバルとなる同じLクラスミニバンのアルファード/ヴェルファイアには遠く及んでいないのが現状だ。
ここまで現行モデルが改良されないまま現在まできているのも、そもそも日産のグローバル戦略における日本市場のプライオリティが低い時期があったためだとされているからだ。
しかし、経営体制が刷新された日産は戦略を見直すことにし、エルグランドは2022年、ようやく次期型モデルにバトンタッチされることになる。手ごわい仇敵、アルファードを追撃することになりそう。
エクステリアは、2代目までのFRからFFに変更された3代目から続く基本的なプロポーションを継承。
アルファードよりもシャープで個性的なスタイルとなり、フロントマスクも新世代日産モデルに共通するVモーショングリルを採用し、押し出し感の強さを前面に打ち出してくる。
Lクラスミニバンらしく、3列目シートは現行モデル以上にゆったりと座れる作りが特徴で、豪華なインテリアの質感は格段に向上し、1列目と2列目シートにはロングスライドが採用される。
ドライバーにも後席に乗る人にもエルグランドらしい満足感を与えてくれるはずだ。
注目はパワートレーン。直4、2.5Lガソリンは搭載がほぼ決まりだが、1.5Lターボ+前後2モーターのe-POWER搭載も噂されている。これは楽しみだ!
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