■2.5Lのターボとハイブリッドを設定
既報のとおり、次期クラウンはTNGAのGA-Kプラットフォームを使う。カムリ、レクサスES、ハリアー、RAV4で使われているFF用のプラットフォームで、クラウンは1955年の初代登場以来の歴史上初めてのFF車となる。
最新情報ではFFを採用するのはベーシックグレードのみで、ほかはすべてFFベースの4WDになるとのこと。エンジンは直列4気筒、2.5Lのガソリンターボとハイブリッドで、V6エンジンは消滅する。
ハイブリッドは後輪をモーターで駆動するE-Four、ガソリンターボはRAV4で好評のダイナミックトルクベクタリングAWDとなりそうだ。
この4WDシステムは後輪へのトルク配分を多めにでき、FR的な走りが楽しめるもの。RAV4でグラベル路面を走ると後輪に荷重を乗せてのパワーオーバーステアを出すこともできる。
クラウンでそんな走りをすることはなくてもFR的な挙動というのは自然で楽しいもの。走りも期待できそうなのが嬉しい。
CGのとおり、流麗でスポーティなデザインとなる次期クラウンだが、もちろん、高級車としての役割は維持する。インテリアや装備に関しての詳しい情報はないが、当然クラウンの名にふさわしい上質な空間を与えてくれるだろう。
また、クラウンといえば歴代常に新しい技術を採用してきたクルマだ。次期モデルも先進安全装備、運転支援装置で新たな境地を開いてくれそうだ。
具体的には高度運転支援システム「トヨタチームメイト」の採用は確実。
高速道路、自動車専用道路での車線変更、追い越しなども自動で行い、また、自動駐車システムも進化。イージーかつ安全に駐車操作を支援してくれる。
さて、4ドアクーペになるのはいいとして、なぜFRをやめるのか? という疑問は当然出てくるだろう。
実は、現行クラウンのプラットフォームは専用アイテムとなっており、汎用性が低いという弱点がある。
レクサスLS/LCなどに使っている大型FR用GA-Lプラットフォームのナロー版を採用しており、これが全幅を1800mm以内に抑えてほしいという営業部門からの要望が強いクラウン専用となっているのである。
トヨタとしてはFR用のプラットフォームはGA-Lに一本化したい。
もちろん、次期型まで現在のプラットフォームを継続する選択もありだが、スポーティな4ドアクーペにキャラクターを変えるにあたり、土台自体を変更するいい機会ということなのだ。
今のユーザーに駆動レイアウトのこだわりはあまりないという読みもあるのだろう。
全面的に生まれ変わる次期クラウン。登場時期は来年末頃ではないかと言われている。
現行型が2018年6月のデビューだからわずか4年半。
近年では異例に早いタイミングとなるが、根本から変えるなら早いほうがいいという判断だろう。
価格はガソリンターボ、ハイブリッドとも現行型と同レベルで500万~700万円と予想している。
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