■「レクサスLF-SAをデザインスタディとするミニSUV」とは??
こうしたミニSUVの流れが日本にも押し寄せる。
欧州の都市部の自動車使用環境は日本とよく似ており、一時期は若者のクルマ離れなどと言われていたが、コロナ禍による公共交通機関利用への忌避感などから、パーソナルスペースを確保しながら移動できる自動車が見直され、改めて所有意欲を高める若い世代が増えている。
機動力や経済性、さらに従来の価値観にとらわれない新感覚で、SUVに対するニーズが高まっていることを各自動車メーカーは察知し、素早く対応策に動いている。
アイゴクロスの国内投入計画は残念ながら今の時点ではないようだが、トヨタはアイゴクロスのレクサス版ともいえるミニSUVを国内投入を念頭に開発しているという。
それが2015年のジュネーブショーで公開された「レクサスLF-SA」だ。
このモデルのエクステリアデザインはデザインコンセプト的要素が大きいが、全長4000mmクラスのミニSUVという企画コンセプトはまさに欧州、そして日本のマーケット事情にジャストマッチしている。
トヨタブランドモデルがアイゴクロスで欧州専売、レクサスLF-SAを日本投入するというのがトヨタの計画で、例えばLSやLCのようなフラッグシップモデルに乗るユーザーのタウンユースカーとしての需要、さらにはレクサスへのエントリーモデルとして大いに期待ができるミニSUVとなる。
パワートレーンはGA-Bプラットフォームということを考えると、ヤリスに搭載される直列3気筒1.5Lハイブリッドが有力だ。
【画像ギャラリー】予想CGとともに欧州専売の「アイゴX(クロス)」、2015年発表の「レクサスLF-SA」をギャラリーで見る(35枚)画像ギャラリー
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