■カーボンボディで軽量化。V8ターボは700ps超?
FRレイアウトを踏襲し、リアのトランスアクスル、ドライサンプ方式も継承することになるというから、確かにLFAIIと呼ぶにふさわしいクルマ。
唯一異なるのは時代に合わせて電動化が図られることで、ここに関しての具体的な情報はまだないが、フェラーリ296GTBやマクラーレンアルトゥーラなど欧州の最新スーパーカーを見てもわかるとおり、プラグインハイブリッド(PHEV)になると考えるのが自然だろう。
もう海外では、外部充電ができないハイブリッドは電動車と認められなくなっているからだ。
もちろん、トヨタにとってPHEVはお手のもの。
700psオーバーのモンスターエンジンに組み合わせるPHEVは初めての開発となるが、2025年と言われる生産開始まではまだ時間がある。
過去にないスーパーPHEVを見せてくれることだろう。
■システム出力は900~950ps
11月1日、アストンマーティンヴァルハラのプロトタイプが日本で初公開された。750psのV8、4Lツインターボエンジンを搭載するPHEVで、システム出力は950ps。このクルマこそ、まだ見ぬLFAIIがどんな内容になるかを暗示していると考えられる。
ヴァルハラは2023年に本国で発売を開始し、2024年に日本に導入する予定で、生産台数は最大で999台、日本での価格は1億200万円と発表されている。
ミドシップとFRの違いはあるものの、同じV8、4Lツインターボを搭載するということでLFAIIとヴァルハラはかなり近いクルマになりそうだ。つまり、LFAIIのシステム出力は900~950ps。そのうえでヴァルハラのEVでの走行可能距離15km、EV走行での最高速130km/hというスペックは必ず超えてくるだろう。
価格も1億円オーバーはあり得ないはずだが、初代LFAが3750万円だったことから考えても、4000万~5000万円にはなる可能性がある。
庶民には関係のないクルマと言えばそのとおりだが、クルマ好きとして、日本が世界の頂点に立てるスーパースポーツを完成させるというのはぜひとも実現してほしい話。
現実的に考えて、それを可能にするのはトヨタ以外にはなく、豊田章男社長の狙いや願いもそこにあるのかもしれない。
さて、信頼できる筋から突如入ってきたLFAIIの情報は以上のとおりだ。
まだ確定的とは言えないものの、V8ツインターボエンジンでFRを踏襲すること、アルミシャシーでカーボンボディになることなど具体的な話も数多くあり、実現に向けて練られている計画であることがわかる。
ステアリングやサスペンション、エンジンとモーターなどの制御で、まだ見ぬ新しいテクノロジーが採用されることも間違いない。デビューは2025年となりそうだ。
■レクサスLFAII予想スペック
・全長×全幅×全高:4600×1950×1200mm
・ホイールベース:2700mm
・車両重量:1550kg
・パワーユニット:V8、4Lツインターボ+モーター
・エンジン最高出力/最大トルク:720ps/70.0kgm
・システム出力:950ps
・駆動方式:FR
・予想価格:4000万~5000万円
・予想デビュー時期:2025年
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