ニッポンのスカイライン復活へ 全幅1800mm以下!! これぞ”ジャパン”だ

■新開発e-POWERでスカイライン復権への道筋は見えた??

 2019年3月7日から開催されていたジュネーブショーではCセグコンセプトカー「IMQ」が出展された。

 これには1.5Lターボエンジン搭載のe-POWER4WDが採用される。

こちらがIMQ。フロントドア下部にe-POWERのエンブレムが付いており、海外への導入を前提としているモデルだ。排気量アップで出力も大幅に上がるはず

 発電用エンジンに1.5Lターボを採用するのは、トータルで340ps/71.4kgmを発揮する2つのモーターを活かすためには、それだけの発電機を駆動するエンジンが必要だということ。

 現在市販されているe-POWERユニットとは別次元のパワフルな走りが期待できる。

 これとは別に、今後2年のうちに欧州でのe-POWER投入を明らかにしているが、高速巡航が求められる欧州でドライバビリティと燃費を高次元でバランスさせるには、高出力モーターが必要となる。

 つまりe-POWERを積極的に世界展開させていくには、1.5Lターボe-POWERによるハイパワーシステムが不可欠なのだ。これを新時代のスカイラインに搭載しない理由はない。

 さらに三菱とのアライアンスのなかで、PHEVは三菱の技術を活かして日産車にも積極的に展開していくことが明らかにされている。

 IMQに搭載されるe-POWERは前後それぞれに独立したモーターを搭載する4WDである。この制御技術に、一日の長がある三菱のノウハウが盛り込まれる。

「Q インスピレーション コンセプト」と名付けられたインフィニティのコンセプト。北米向けモデルは日本のスカイラインとはわけて開発されるはずだ

 もちろん現時点でこの提案されているミッドサイズ4ドアセダンが次期型スカイラインだという確証はない。

 しかし、星野専務執行役員の言うように、日本市場をしっかりと見て、ユーザーニーズにマッチさせた商品開発を進めていくというのなら、今回伝えられた新型4ドアセダンこそが、新時代のスカイラインとして投入されることを期待して止まない。

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