■細かな工夫で室内空間を拡大
次期型も3列シートのフリードと2列シートのフリード+(プラス)が用意されるのは変わらない。フリードには2列目セパレートシートの6人乗りとベンチシートの7人乗りが設定されるのも同じだ。
基本的に現行型の正常進化となり、大きな変化はなさそうだが、2列目セパレートシート仕様には快適性を向上させるオットマンが装備されるという情報がある。
また、ステップワゴンで採用されているメモリー付きパワーテールゲートも新たに装備されそうだ。これはテールゲートの開きを途中で止められる機能で、壁が近い場所での操作に便利な装備。さらに、現行型ではディーラーオプションになっているハンズフリースライドドアが標準装備になりそうだ。
このほか新型N-BOXと同様、数センチ単位での室内空間の拡大も図られる。N-BOXでは車内に張り巡らされたワイヤーハーネス類を整理することで空間の拡大を実現したが、フリードもそこは力を入れてくるだろう。
その効果は車中泊を視野に入れて開発されている2列シートのフリード+でも発揮され、より快適な居住空間を実現する。もちろん、得意のセンタータンクレイアウトを採用。
ボディサイズは全長4280×全幅1695×全高1720mm前後と予想。現行型とほぼ同じサイズで、ライバルのシエンタに対して背が高く、よりミニバンらしい使い方ができるという図式も変わらない。クロスオーバータイプの「クロスター」も継続設定されるという情報だ。
需要はあるのに意外と車種が少ないコンパクトミニバンだけに、フリードのフルモデルチェンジを楽しみに待っているユーザーは多いだろう。予想価格はe:HEVのFF車で280万〜290万円。進化型のホンダセンシングを標準装備しながら、10万〜20万円程度のアップで抑えてくるはずだ。
●NEWフリードハイブリッド予想スペック
・全長×全幅×全高:4280×1695×1720mm
・ホイールベース:2750mm
・車両重量:1450kg
・パワーユニット:直4、1.5L e:HEV
・エンジン最高出力/最大トルク:106ps/13.0kgm
・モーター最高出力/最大トルク:123ps/25.8kgm
・WLTCモード燃費:28.0km/L
・トランスミッション:電気式無段変速機
・予想登場時期:2024年4~5月
・予想価格:280万〜290万円
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