トラック・バスなど商用車用ホイール大手のトピー工業が販売する「ブリリアントホイール」は、商用車用スチールホイールで日本初の3層塗膜構造を採用し、安全性と外観意匠の多様性を両立するというスグレモノ。
ブルーやパープル、ゴールドといった、これまでトラック・バス用ホイールになかったカラフルなカラーバリエーションをラインナップしている点も大きな特徴で、安全性や経済性だけでなく、見た目にもこだわりたいユーザーから注目されている。
先日の「ジャパントラックショー2022」で待望の新色も発表された、トピー工業の「ブリリアントホイール」に迫る!
文/トラックマガジン「フルロード」編集部 写真/トピー工業、トラックマガジン「フルロード」編集部
【画像ギャラリー】豊富なカラーバリエーションを誇るブリリアントホイールの技術特徴をチェック!!(3枚)画像ギャラリー見た目も中身もスゴいブリリアントホイール
高い安全性が要求される商用車用ホイールでは、車両とホイールを固定するホイールナットの緩みを抑え、脱輪を防止すること等を目的に塗装膜厚が厳しく定められており、2層コーティングのホイールが一般的。そのため外観意匠の多様性に乏しい製品分野となっていた。
そこでトピー工業は、車両の安全性と外観向上を両立させ、ユーザーの「選ぶ喜び、乗る喜び、見る喜び」を提供することを目的に3層コーティングの高輝度メタリックカラーホイールを開発。それが2021年5月に発表された「ブリリアントホイール」だ。
高輝度メタリックカラーホイールは、車両との締結部の塗装膜厚の基準を満足させた上で、商用車用としては日本で初めて3層塗膜構造を施したホイール。従来の2層塗装(下塗り、シルバー)を3層塗膜構造(下塗り、有色、クリア)にすることで、従来の商用車用スチールホイールにはない光沢感のある外観を実現。
光沢感はディスク部で従来品の3倍、リム部で従来品の2倍アップしているという。
また、3層塗膜構造とすることで、膜厚効果、災害面のクリア塗料の効果により耐食性能も従来比200%アップ。車体との締結に重要な因子となるボルト穴付近の膜厚は、マスキングを実施することで従来品と同等をキープしている。
なお、カラーバリエーションはブルー、ダークブルー、パープル、グリーン、ゴールドの5色だったが、先日開催された「ジャパントラックショー2022」に新色のブラックとホワイトが参考出品されている。
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