サビ汚れを放置して脱輪事故!? ホイール・ハブの傷み具合をプロタイヤマンが解説します!

安全のために定期点検と早めの交換を

 実はホイール交換の度にハブの摩耗の話をしており、ハブも交換するようお願いしておりましたが、割とコストが掛かるというので見送られていたパーツなんです。

 ハブは中心部分より端のほうが摩耗する傾向です。新品時の摩耗していない状態は均等に当たっていますが、大型車では高い負荷を受ける部品であり、走行を繰り返すうちにハブの当たり面の端から少しずつ摩耗していきます。

 その結果ナットでホイールを均等に抑えられなくなり、ひび割れに発展すると考えます。

 ハブの摩耗の使用限度は「0.35mm以下」です。この僅かな摩耗でもホイールには高負荷がかかり割れてしまうんですね。

 サビ汁は本来は出て来ないもので、脱輪事故に直結するホイールの割れはあってはならないものです。安全第一でサビ汁を放置せず、定期的な点検と、異常があれば早めの交換をお願いします。

【画像ギャラリー】サビ汁とホイール・ハブの傷みを画像で解説!(6枚)画像ギャラリー

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