かつて東京オートサロンに出没した世界初披露車 5選

ジムニーのピックアップ仕様も出展/2019年

ジムニーシエラ ピックアップスタイル/登録車版のジムニーシエラをベースとしたピックアップ仕様。「コンセプトカー」のため詳細スペックは未公表ながら完成度は高い

 ジムニーは、歴代ラダーフレームにボディを載せる構造となることも、カスタマイズの可能性を広げているモデルだ。

 現行ジムニーは、2018年の登場以来カスタマイズ業界にとって有望の存在となっているが、前述した点にも着目し、スズキ本体がピックアップ化したことは記憶に新しい。

 2019年のオートサロンに出展された「ジムニーシエラ ピックアップスタイル」は、キャリイの荷台を使ってリアオーバーハングは30cm延長し、2人乗りとなったキャビンのシート後方には荷物を置けるスペースも設けるなど、自動車メーカーの仕事らしく完成度は大変高い。

 それだけに市販化の可能性は非常に低いようだが、限定車などどんな形でもいいから、今からでも市販化を期待したい1台だ。

コペンが“シューティングブレーク”に/2016年

コペンローブ SHOOTING BRAKE/ベース車両はコペンローブ。荷室の拡大と伸びやかなキャビンデザインを両立したシューティングブレーク

 2014年に2代目が登場した軽オープンスポーツのコペンは、ダイハツ本体からのオートサロンへの出展が多いモデルである。なかでも強いインパクトがあったのが2016年に出展された「コペン シューティングブレイクコンセプト」。

 現行コペンがボディパネルを脱着しやすい構造となっていることも生かし、ボディ後半を車名の通りシューティングブレイク(スポーツ性とファンション性も備えるステーションワゴン的なボディタイプ)としたコンセプトモデルだ。

 シューティングブレイクコンセプトは、よく見ると「構造的に車内から荷物の出し入れができない」という弱点も否めなかった。

 しかし、ダイハツがコペンの持つ可能性をこういった場で提案し続けていることは200台限定だったクーペや最近登場したGRスポーツの市販化などにつながっており、この点には大きな拍手を送りたいところだ。

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