BLITZとHKSが作るレクサスLMってどんなもんよ!! BLITZはドレスアップもインテリアも高級感アップで、さらに減衰力調整機能付き車高調で運転も乗り心地もびっくりの高級車に!? HKSはクルマの中にシミュレーターって冗談じゃないの!?!? クルマの移動時間もクルマの運転が練習したいあなたのためかも!? 老舗チューニングメーカーが作る最新の高級ミニバンを解説!!
文╱写真:西川昇吾
■BLITZ
BLITZブースに展示されていたLMはBLITZが持つ技術を活用し、パッセンジャーシートの快適性を追い求めたコンセプトカスタマイズカーである。
まず、外装を見てみると特徴的なのがフロントグリルだ。LEDが仕込まれており、任意のカラーで光らせることが出来る。これまでにない電装系カスタマイズと言えるだろう。
そして、内装を見てみるとそこにはこれまでのカスタマイズシーンにはない空間が広がっている。
車内の限られた空間で豊かな時間を過ごすことを目標としていて、金属工芸家の木寺氏によるハンドメイドの装飾パネルを配置しているのが特徴的なポイントだ。忙しいセレブが時間を有効活用するためにオンラインミーティングを行う環境もインストールされている。
程よく落とされた車高は参考出品となるZZ-R AIRで車高を落として実現したもの。30㎜前後のリフトアップが可能となっている。そしてパッセンジャーシートの人たちを優先したショーファーカーらしいカスタマイズが、減衰力調整のコントローラーが後部座席にも備わっていることだ。
後部座席から乗り味を変更するなんてこれまでのカスタマイズカーには無かったアプローチ、チューニングメーカーならではのポイントと言える。
■HKS
HKSが手掛けたLMは「eドライビングコンセプト」と名付けられている。
クルマ好きな富裕層がサーキットへの移動を楽しむことを想定してカスタマイズされた1台だ。最も特徴的なのは2列目以降のパッセンジャー空間。なんとシミュレーター筐体が丸々1台収まっているのだ。
このシミュレーターシステムはドライブXというもので、アクチュエータやダンパーで挙動を再現するものだ。
日々ビジネスで時間が限られる富裕層が、サーキットを走行する練習時間を1秒でも多く確保するためにクルマの中にシミュレーターシステムを入れてしまおうというのがこのクルマの狙いだ。
ただ、シミュレーターシステムを移動されることができるので、個人の利用だけでなくイベントなどで移動式ドライビングシミュレーターとしての活用も想定しているそうだ。
老舗チューニングメーカーが展示した2台のLMは多くの来場者が足を止めて見ていた。チューニングメーカーがLMのようなラグジュアリーMPVを手掛けたということにも驚きだが、チューニングメーカーらしいノウハウを生かした性能向上をさせつつ、これまでにない大胆なカスタマイズも目を引くところだろう。
次回のオートサロンではどんな驚きがあるのかとても楽しみだ。
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