東京オートサロン2024でサプライズ出展されたシビックRSプロトタイプ。スパルタンなタイプRもいいんだけど、これこそクルマ好きが待ち望んでいたホンダのスポーツモデル。ホンダさん、早く出してねー!
文、写真/ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】東京オートサロン2024でサプライズ出展されたシビックRSプロトを写真でCHECK!(8枚)画像ギャラリー■タイプRじゃなくてRSでいいのよ!
これだよ、これ! ずっと待ち続けていたホンダ待望の「ちょうどいいホンダ」のスポーツモデルだった。東京オートサロン2024で出展されたサプライズカーのシビックRSプロトタイプ。
ホンダといえば、「クルマはレースをやらなくてはよくならない」をスローガンに独自の哲学にこだわり続けてきているメーカーだ。今回の東京オートサロンに出展されたシビックRSプロトはまさにそんなホンダの哲学を体現したモデルだと言っても過言ではないだろう。
このRSプロト、6MT搭載で2024年秋に発売を予定しているということ以外は何もアナウンスされていないのだ。ボディ全体を漆黒に包んでいたことがかえって凄みを感じさせていた。
■レースフィールドからのフィードバックから生まれるRS
そもそもシビックのRSといえば、1974年に追加された初代シビックの時代までさかのぼる。「ロードセーリング」を意味するRSは当時の排ガス問題を受けてスポーツモデルが認可されにくかったことに端を発したもの。
その後、このRSというグレード名は2代目フィットや北米でのアキュラインテグラ、フィリピンなどアジアで販売する「シティ」のほか、現行フィットのマイチェンモデルやN-ONEで設定されたスポーツグレードにも採用されている。
現行型シビックタイプRは2Lターボで歴代最高の330psを発揮する世界有数のFFターボスポーツだが、スペックに合わせて価格も高騰化。1.6L&2LのNAエンジンを搭載していた頃から考えれば、4代目のFK2型からは2LターボのK20C型を搭載。
比較的軽量なFFモデルとして卓越したコーナリングスピードを誇る現行6代目シビックタイプRまで、その価格やパフォーマンスを考えると「俺たちのホンダスポーツ」と呼ぶにはかなり高価になってしまっていたと感じるユーザーも多かったのではないだろうか。
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