【グランエース MIRAI ヤリス…】 東京モーターショーで世界初公開されたトヨタ車 総まとめ!!!

■ヤリス

●いよいよ登場のヤリスも世界初公開!!! TNGAで一新! 12月中旬正式発表 2020年2月発売!

 お台場のヴィーナスフォートに展示され、10月末から12月にかけて、全国各地で展示される予定となっているのが新型ヤリスだ。

旧型であるヴィッツとはデザインもプラットフォームもすべて変わった「ヤリス」。生産はトヨタ自動車東日本の岩手工場が担当する
コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム「GA-B」。主要な骨格を連結させることで、クラストップレベルの剛性を実現している

■LQ

●新時代の『愛車』は間もなく発進!

 前回2017年の東京モーターショーで『コンセプト愛』として出展されたコンセプトカーが、2年の時を経て「来年にはナンバーを装着して公道での走行を開始する予定です」(開発責任者/井戸大介氏)というところまで開発が進展した。

前回の東京モーターショーに出展された「コンセプト愛」の内外装のイメージを忠実に維持した「LQ」。相変わらずコンセプトカー然とした雰囲気だが、このままの状態で衝突安全基準や保安基準などをクリアしており、間もなくナンバープレートを取得して公道試験を開始する

 前回ショーのコンセプトカーでは前ヒンジの跳ね上げ式ドアだったものが、見てのとおり通常のヒンジタイプ4ドアとなっていて、前後ドアを開けて見えるボディ骨格はBピラーの位置や形状など、プリウスやカローラなどのものとよく似ている。

 なるほど、ホイールベースは2700mmでプリウスと同じ。まさにTNGAプラットフォームを使ったEVなのだ。

前回ショーモデルでは跳ね上げ式ドアだったものが、今回は一般的な「4ドア」となった。Bピラーの位置や形状などはプリウスやカローラシリーズと同じである

 下部までガラスエリアが回り込むフロントドアを見るといかにもコンセプトカー然とした雰囲気なのだが、「国内での認証に必要な衝突安全性はクリアしています。ほぼこのままで完成形と考えていただいていいです」と開発陣は説明する。

内装はシートもステアリングも市販車レベルの仕上げとなる

 タイヤは175/60R19のBSオロジック。BMW i3にも装着される細幅大径低燃費タイヤだ。

 インテリアもシートやステアリングなど市販車のクォリティで仕上げられている。まさに「実走行可能」なモデルなのだ。

リアビュー。車体後部はガラスハッチで荷室。右側には200V、左側には急速充電口

 また『LQ』のキモとなる先進技術は「YUI」と名付けられたAIエージェント。クルマとオーナーを結びつけることで精神的な価値を高めるもので、例えば覚醒推定AIが機能すると、ドライバーが眠気を感じる15分程度前に睡魔を推定。

 ドライバーが興味を持つ音楽をかけたり、話題を振って覚醒状態を高めるようにするなどが可能となる。自動運転についてはレベル4相当の機能を搭載。

 トヨタは本気でこのままのかたちでLQの市販化を進めているのだ。

一見ヘッドライトに見える部分はコミュニケーションランプで、車両の状態によって表情を変える。実際のヘッドライトはパンパー左右端の縦長のLED部分

■超小型EV2台

●トヨタの本気マイクロカー

 MEGA WEB会場で開催された「FUTURE EXPO」で意外な存在感を発揮していたのが、トヨタの超小型EVの2台。

●ウルトラ コンパクト BEV

 ともに導入準備が進む超小型車規格に合致するよう作られ、ウルトラコンパクトBEVは高齢者や免許取り立ての人の、日常における近距離移動を想定して作られた。乗車定員は2名。

●ビジネスコンセプト

 デビューは2020年冬頃が想定されている。

 一方のビジネスコンセプトは短距離の営業や巡回業務など、短距離移動と離駐車を繰り返す業務での使用を想定している。

 車内での作業や休憩を繰り返すスタイルに合わせた、移動myオフィスといった感じの1人乗りEVだ。

 ともに充電時間は200Vで約5時間。1充電あたりの走行可能距離は約100km。

デビュー予定は来年冬ということで、内装はすでに市販車レベルの仕上がり。2人乗りという点が従来のミニカー規格と違うところだ
こちらの内装はまだまだコンセプトカー然としたものだが、デザインや提案はユニーク

次ページは : ■e-パレット(東京2020オリンピック パラリンピック仕様)

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