ジャパンモビリティショー2023(旧東京モーターショー)正式ロゴ発表&求ム、新規参入者!! 「クルマ」は「モビリティ」に進化できるのか

ジャパンモビリティショー2023(旧東京モーターショー)正式ロゴ発表&求ム、新規参入者!! 「クルマ」は「モビリティ」に進化できるのか

 2023年5月24日、一般社団法人日本自動車工業会(自工会)は、2023年10月26日(木)から11月5日(日)まで、東京ビッグサイト(東京都江東区・有明)を中心に開催する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」(旧東京モーターショー)のコンセプトおよびロゴを発表しました。合わせて出展を希望するスタートアップ企業を募集するとのこと。以下、概要を整理してお届けします。

文/ベストカーWeb編集部、画像/日本自動車工業会

■運営、出展、観客と分かれるのではなく

 2021年はコロナ禍で中止となったから、2019年以来のモーターショー(改め「モビリティショー」)開幕が、秒読みとなった。

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」(旧東京モーターショー)は、正式ロゴ(本記事アイキャッチ写真)発表とともに現時点での参加表明希望(出展希望)社数を公表。その数、220社。これにこの6月から出展募集を開始するスタートアップ企業(目標は+100社!)が加わるとのこと。

 また、正式ロゴとともに「3つのシンボルコンテンツ」も公表された。もちろんこれまでの東京モーターショーのような「未来のクルマ」「これから発売されるクルマ」は登場するが、今回のショーではさらにその先、「クルマ」が「モビリティ」に生まれ変わると社会はどうなるのか、そういう「実現可能な未来社会の体験パビリオン」が、以下3つのテーマに沿って展開される。

 内容は以下のとおり(公式リリースから引用)。

(1)広⼤な会場で未来の街を表現︕「Tokyo Future Tour」
「Tokyo Future Tour」では、ご来場者の皆さまに「モビリティが変える未来の東京」を体感いただきます。
 まず、入口のシアターでモビリティが変革する未来の東京を光と音と映像がシンクロした空間で体感いただき、そこから「LIFE &モビリティ」、「EMERGENCY & モビリティ」、「PLAY & モビリティ」、そして「FOOD & モビリティ」と、テーマごとの未来の街を⾒て、実際に触れていただき、子どもから大人まで幅広い世代にお楽しみいただける構成を考えております。

(2) 日本最大級のピッチコンテスト&アワードを開催「Start up Future Factory」
「Start up Future Factory」は、モビリティ産業の未来を担うスタートアップ企業と、日本を代表する企業、そして来場者の皆さまが出会い、新しい未来への火種を創り出し、その火種を拡張する場にしてまいります。ピッチコンテスト&アワードやビジネスラウンドテーブルなど、幅広い企画を検討しております。
 スタートアップ企業からの参加応募開始は 6 月下旬を予定しております。応募方法など詳細は下記の公式サイトに今後掲載する予定です。

(3)日本の未来をつくるトークショー「Japan Future Session」
「Japan Future Session」では、カーボンニュートラルやモータースポーツなど、モビリティにまつわる世の中に伝えたいメッセージをテーマにトークショーを連日開催します。世界的にも関心の高いトークテーマを取り上げることで、世界から注目されるグローバルイベントを目指します。また、左脳的な難しいテーマだけでなく、右脳的な柔らかいテーマもお届けし、子どもから大人まで楽しめるトークショーを開催しますので、是非ご期待ください。

 そのほか「Out of KidZania in JMS」、「タカラトミーブース」、「e-Motorsports大会」、「次世代モビリティ・ZEV・⼆輪等の試乗体験」、「軽トラ市」、「東京オートサロンのブース」など、家族で訪れるとそれぞれが丸1日めいっぱい楽しめるコンテンツがズラッと揃う予定。

ジャパンモビリティショー2023
ジャパンモビリティショー2023

 うーむ…、まだ「言えること」「発表できる内容」が少ないんだな…。ともあれ「新しいことをたくさんやって、これまでのお客さんを楽しませつつ、新しいお客さんを呼び込みたい」という熱意は伝わってまいりました。

 会期中は、出展するスタートアップ企業と自動車メーカートップとの対談、クロストークなども実施されるそうです。

 記者会見に臨んだ自工会広報担当者は、「ぜひとも、皆さんも今回のジャパンモビリティショーの関係者となって、一緒に盛り上げていただきたい」と語った。「百年に一度の自動車の変革期」を乗り越え、日本の基幹産業として経済を支え続けた「クルマ」が、いかに魅力や実力を保ったまま「モビリティ」へ生まれ変われるか。そのためには、運営側と出展側と観客側と分かれるのではなく、一体となって盛り上げる必要がある。

 たしかにそのとおりだと思うので、メディア側もがんばります(「メディア対抗 読者が選ぶ、面白かった会場レポートランキング」とかどうだろう)。カッコいい「モビリティ」の登場、待ってます!!!!

■ジャパンモビリティショー2023公式サイト

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