3タイプではローブのタマ数が多い
現在、現行型コペンの中古車の流通台数は約460台。偶然にもホンダS660の中古車も約460台とほぼ同じ流通台数となっている。
現行型コペンの流通台数は3カ月前が約350台だったので、3カ月で100台も増えているのだ。中古車の平均走行距離を見てみると、3カ月前の時点は約2.2万kmで、今月も同じ約2.2万kmと横這いだ。
そして平均価格だが、流通台数は増加しているものの3カ月前が約154万円、今月は約155万円横這いといえる動きに留まっており、目立った動きはない。
それでは、現行型コペンの中古車のグレード構成を見てみよう。ローブが約230台(MT車約67台)、ローブSは約52台(MT車は15台)。
エクスプレイが約44台(MT車は13台)エクスプレイSは約13台(MT車は1台)、そしてセロは約100台(MT車は34台)、セロSが約17台(MT車は3台)となっている。
やはり、最初に登場したローブが最も多く、クロスオーバーテイストのエクスプレイは少なめ。トランスミッションはローブやセロといったグレードでMT車は約13%を占めている。これを踏まえて、各モデルの値動きを調べてみる。
狙い目はローブS(CVT車)とセロ(MT車)
流通台数の約64%を占める2014~2016年式の中古車で各モデルの値動きを調べてみると、直近3カ月で最も大きく値落ちしたのはローブSのCVT車で平均価格が約160万から約152万円へと8万円も値落ちしている。
続いて値落ち額が大きいのがセロMT車の約166万から約162万円の4万円。そして値落ち額2万円で、ローブMT車、エクスプレイMT車が続いている。
いっぽう値上がりしているのが、エクスプレイのCVT車で約133万円から約144万円へと11万円の値上がりを記録。平均走行距離も延びているので、走行距離が少ない物件が市場に増えたわけではないようだ。
そのほかのモデルはほとんどが横這いで推移しており、一部のグレードに値落ちが集中しており、現在はローブSのCVT車とセロのMT車が狙い目となっている。
S660は値落ち傾向が顕著
それでは、コペンのライバル車であるホンダS660の中古車事情も軽く触れておきたい。流通台数は先ほども書いたように約460台で、S660も3カ月の間で、中古車が100台程度増えている。
平均走行距離が約1.1万kmから約1.3万kmへと延びているのに比例して、平均価格は約177万円から約174万円へと3万円の値落ちを記録。横這いのコペンと比べるとS660は値落ち傾向が堅調だ。
グレードで最も多いのが上級グレードのαで、約370台(MT車は163台)となっている。限定車のMUGEN RAは17台、ファーストエディションは12台とわずかながら流通している。
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