ジュークの中古車相場はじわじわと上昇中!
それでは、ジュークの中古車事情について紹介しよう。スポーツカーなどは生産終了し、中古車でしか手に入らない絶版モデルはその稀少性から中古車価格が上昇傾向となる。
この現象は軽自動車やコンパクトカーなどがフルモデルチェンジを行い、先代の在庫車が市場に出回り、一時的に中古車相場が値上がりするパターンとは異なる。
現在のジュークの中古車の流通台数は、生産終了前の3ヵ月前は約1150台。その後年明けにいったん約1400台まで増加したものの、現在は約1185台まで減少している。
また、中古車の平均走行距離は3ヵ月前が約4.1万kmで現在は約3.9万kmと減少しているのに連動して、ジュークの中古車の平均価格は3ヵ月前の約92万円から約96万円へと値上がり傾向となっているのだ。
平均価格の推移を1年スパンで見てみると、1年前のジュークの中古車の平均価格は約100万円。その後は順調な値落ち傾向が続き、消費税増税前の2019年9月に底値となる約88万円まで値落ちが進んだ。
しかし、その後はじわじわと値上がりし始めて、現在は約96万円まで平均価格は上昇しているのだ。
しかしこの値上がりは生産終了に伴い、未使用中古車が大量に市場に出回った可能性も拭いきれないので、さらに詳しく調べてみたが、2019年式、走行距離500km以下で検索してもヒットしたのはわずか3台。
これで未使用中古車による値上がりではないことが実証され、価格の安い中古車が市場からなくなり、値上がり傾向となっていることが証明されたのだ。
現在、ジュークの中古車の価格帯は約30万~約240万円で、まだプレミアム価格にはなっていない。
60万円以下のプライスを付けている中古車が約190台と豊富で自分の条件にピッタリのクルマは見つけやすいといえる。
グレード別に流通台数を見ると15RXが最も多い
■15RX Vセレクション/約100万~約210万円
■ジューク16GT FOUR/約50万~約220万円
中古車のグレード構成を見ると、最も多いのが15RXの約260台、次いで15RX タイプVの約250台そして、15RX Vセレクションの約200台と分散傾向ではあるが、15RXが主力グレードとなっているのは間違いない。
立体駐車場に対応したアーバンセレクションは15RX アーバンセレクションが約70台。1.6Lターボエンジンを搭載した16GT FOURは約67台。コンプリートカーのジュークNISMOが約57台、ジュークNISMO RSは約22台。パーソナライゼーションは15RX系を中心に流通している。
それでは、主要グレードの中古車の価格帯を見てみよう。最も流通台数の多い15RXは約30万~約190万円。15RX タイプVは約33万~約130万円そして、15RX Vセレクションは約100万~約210万円とかなりクロスオーバーしている。
そのなかでも15RX Vセレクションの高価格帯のクルマは走行距離が短い中古車が多く並んでいる。
ローダウンサスを装着し立体駐車場に対応した15RX アーバンセレクションは約40万~約155万円。1.6Lターボ+4WDの16GT FOURは約50万~約220万円。
ジュークNISMOは約89万~約230万円、フラッグシップモデルのジュークNISMO RSは約150万~約240万円となっている。
さすがにターボ車は50万円以下で購入できる中古車はほとんど存在していないが、100万円あれば、16GT FOURだけでなく、ジュークNISMOまで手に入るのは嬉しいところだ。
現在、新車で販売されているコンパクトSUVと比べると運転支援システムに物足りなさを感じるが、1.6Lターボ+4WDというホットモデルが100万円以下で購入できるコンパクトSUVはジュークだけだ。
今後、プレミアム価格になるほど中古車相場が値上がりするとは考えづらいが、2014年のマイナーチェンジ後の中古車では16GT FOURなど一部のグレードは早くも値上がりし始めているので、NISMOなどの人気グレードはまだ相場が落ち着いているうちに買いに出た方がいいだろう。
■ジュークNISMO/約89万~約230万円
■ジュークNISMO RS/約150万~約240万円
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