元王者ホンダヴェゼルが中古市場でライバルより断然お得に!

■ライバル登場でも揺るがない安定感を見せる中古車価格

 現在、ヴェゼルの中古車は約2980台流通している。3カ月前の2020年1月の時点が約2900台。その後最大の需要期となった3月に1度約2650台まで減少したものの、再び約2980台まで増加している。また、年式別に流通台数を見てみると、2販売期間の短い2013年と2020年を除くと、最も少ないのが2018年式の約260台だが、そのほかの年は約400~約700台と年式によるバラツキが少ないのが特徴だ。

 流通している中古車の平均距離を見てみると、3カ月前が約2万8000kmで、今月も約2万8000kmとほぼ横這いで推移している。これにリンクするように中古車の平均価格も3カ月前の約191万円から今月は約190万円とわずか1万円の値落ちに留まっており、ほぼ横這いと言える状態だ。普段であれば、3月は最も中古車が売れる時期で中古車相場にも値上がりなどの動き見られるのだが、今年はコロナウイルスの影響により目立った動きは起きなかった。

 さらに詳しく見てみるとホンダセンシングを搭載した2016年2月~2018年2月のマイナーチェンジ前のモデルでも、流通台数は約920台まで増えているものの、平均価格はこの3カ月でわずか2万円の値落ちに留まっており、運転支援システムのホンダセンシングが標準装備され、ターボエンジンを搭載したツーリングが追加された2018~2019年式は逆に流通台数は減少傾向にもかかわらず平均価格3カ月で約5万円の値落ちに留まっている。こうしてみると、人気モデルだけに値落ちが鈍いと言える。

2018年2月のマイナーチェンジで全車標準装備された先進安全装備「ホンダセンシング」。中古車でも搭載モデルが多数流通している

 流通している中古車のグレード構成は、最も多いのが約530台の「ハイブリッド Z・ホンダセンシング」、僅差で続くのは約526台の「ハイブリッド Z」。そして「ハイブリッド RS・ホンダセンシング」が約310台となっている。

「ハイブリッドZ」は初期モデルで、価格は安いが運転支援システムのホンダセンシングが未装着だ。これから購入してパートナーにするのならば、ホンダセンシングはマストの装備と考えたい。

 ハイブリッド Zは、コンビシート&専用インテリアを採用した上級グレードで、2016年の一部改良からホンダセンシングが標準装備されているグレードのひとつだ。現在の価格帯は約150万~約306万円となっている。予算200万円でも約140台もあるので、オススメのグレードだ。

こちらの写真をクリックすると「ヴェゼル」の中古車情報が見られます!

 また、スポーティモデルが欲しいならば、「ハイブリッド RS・ホンダセンシング」を狙いたい。価格帯は170万~約303万円で、予算200万円では約48台流通している。2019年~2020年式、走行距離1000km以下というおろしたて中古車が約250台も流通している。

 こちらでもハイブリッド RS・ホンダセンシング、ハイブリッド Z・ホンダセンシングが多く流通していて、ボディカラーも人気の白や黒、赤、グリーンと豊富なので条件が合えば、新車より破格の安さで手に入れることができる。

 燃費に優れたハイブリッドシステムを搭載したヴェゼル。優れたパッケージングで高いユーティリティを実現しており、その高い実力は中古車となっても健在。今のところはライズ/ロッキー登場による相場の変動は起きていない。

【画像ギャラリー】ロングセラーモデルとして奮闘するヴェゼル その詳細をチェック!

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