欲しいけど高い、買いたいけど家庭の事情が、そんな車ありますよね。
本企画担当もたくさんあります。いつか乗ろう、そのうち買おう、そう思っていつのまにか生産中止になっちゃって、世の中も「なんかスポーツカーってダサくない」みたいな空気になっちゃって。でもそうじゃない。「今こそ」なのです。
日本車のスポーツカーの性能と価格のバランスが最もとれていた時代の中古車が、今こそ買い時なのです!
本企画では中古車といえばこの人! という自動車ジャーナリストの萩原文博氏に、そんな「今こそ買い!」の中古スポーツを6車種選んでいただきました!
文:萩原文博
初出:ベストカー2017年9月10日号
ここでは、性能(最高出力)、価格(中古車の平均価格)、買いやすさ(現在の流通台数)という3つのポイントで、今買い時の中古国産スポーツを選んでみたいと思う。
ピックアップする条件は、最高出力は200㎰以上、中古車の平均価格は100万円台。そして中古車の流通台数(※「流通台数」は大手中古車情報サイトと萩原氏独自の調査による数を記しています)が20台以上とした。
■まずはシビックタイプRユーロ
まず、紹介するのは2009年11月に2010台、そして翌年にも限定販売されたホンダシビックタイプRユーロだ。
搭載する2L、直4VTECエンジンは最高出力201㎰を発生。現在60台の中古車が流通し、平均価格は192万円。価格帯は110万8000~284万4000円となっている。同時期に販売された4ドアセダンのシビックタイプRと比較すると、割安感があるのがいい。
■2代目インテグラタイプRもお買い得
2001年に登場し、最高出力220㎰を発生する2L、直4VTECエンジンを搭載する2代目インテグラタイプRもいい。2代目インテRの現在流通している中古車の台数は79台。平均価格は120万円だ。
走行距離の少ない良コンディション車が市場に流通しているようで、平均価格は値上がり傾向を示しているが、100万円以下で買えるクルマも数多い。
■憧れのあのRX-8も買い時
現在のところ最後のロータリーエンジン搭載車となるマツダRX-8。2008年~2012年まで販売されたロングセラーモデルだけあって、中古車のタマ数も非常に豊富だ。
RX-8の狙い目は2008年のマイナーチェンジで登場した最高出力235㎰を発生するスポーティグレードのRS。2008~2009年式だけで46台流通しており、平均価格も158万円、価格帯は99万~239万8000円となっている。
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