最新の運転支援装置でハンズフリーも可能
G20型と呼ばれる現行型BMW3シリーズセダンは、2019年1月に日本市場に導入され、3月より販売開始した。
BMWのアイコンであるキドニーグリルは1つのフレームに縁取られて、より立体的な造形となると同時に、低重心でアグレッシブなデザインとなった。
さらにヘッドライトは、下辺部の中央に鋭角の切り込みを入れることで印象的なフトントフェイスとなっている。
また、サイドウィンドウ後端部のホフマイスターキンクとして知られるピラー形状は、Cピラーに一体化されたデザインとなり、快適な乗降性を維持しながらも、サイドウィンドウの流線型が強調されたことにより伸びやかなスタイリングとなっている。
インテリアは、2枚の大型コントロールディスプレイを採用したBMWライブ・コクピットを標準装備し、さらにAIを活用したBMWインテリジェント・パーソナル・アシストを導入。
これは音声会話により車両の操作や情報へのアクセスが可能となる画期的な装備である。
そして現行型3シリーズは多くのグレードに高性能3眼カメラを使用した最新の運転支援システムを採用。渋滞時などでハンズフリーによる自動運転が可能とした。
セダンに続きワゴンのツーリングを追加
3シリーズセダンはまず、最高出力306psを発生する2L、直列4気筒ガソリンターボエンジン+8速ATというパワートレインを搭載した330i、日本専用にチューニングされた最高出力184psを発生する2L、直列4気筒ガソリンターボエンジン+8速ATの320iを導入。
そして2019年5月に最高出力190psを発生する2L、直列4気筒ディーゼルターボ+8速ATを搭載する320d xDrive、2L、直列4気筒ガソリンターボエンジンとモーターを組み合わせたPHVシステムを搭載した330eを追加。
そして最高出力387psを発生する3L、直列6気筒ガソリンターボエンジン+8速ATを搭載する最上級グレードM340i x Driveも追加された。
駆動方式は後輪駆動のFRが中心だが、ディーゼル車と直6ターボエンジン搭載車はx Driveと呼ばれる4WDシステムを採用している。
そして2019年9月にはステーションワゴンのBMW3シリーズツーリングを導入した。3シリーズセダン同様の走行性能や安全性に加えて、5人乗車時のラゲージ容量は500L、後席を全て倒すと最大1510Lという利便性に富んだラゲージルームが特徴。
搭載されるパワートレインはPHVを除いた同じ仕様となっている。それでは、現行型3シリーズの最新の中古車事情を見てみよう。
ツーリングはタマ数は少ないが値落ち傾向
【BMW3シリーズツーリング新車価格】
■320i:494万~624万円
■330i:673万円
■320d xdrive:598万~674万円
■M340i xdrive:1012万円
まずはツーリングから。さすがに導入されたのが2019年9月ということもあり、中古車の流通台数は約43台と少なめ。しかし3カ月前の時点では約18台だったので、増加中だ。今後さらに増加する可能性は高い。
流通している中古車の平均走行距離はこの3カ月の間、約3000km付近を横這いで推移しているのにも関わらず、平均価格は3カ月前の約554万円から約533万円へと21万円ほど値落ちしている。
中古車の価格帯は約468万~約800万円と広くなっているが、わずかに500万円を切る中古車も出回り始めているが、走行距離はほとんどが数千キロという高品質車ばかり。
グレードでは圧倒的にディーゼル車の320d xDrive Mスポーツが多く、少しでも安く、早く乗りたい! という人にはオススメしたい。
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