現行型もいいけど先代型も注目! 人気「フィット」の中古車事情が魅力的!

 ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、コンパクトカーながらミニバンに匹敵する多彩なシートアレンジによる高い利便性でコンパクトカーのヒットモデルとなったホンダ「フィット」。2020年2月にフルモデルチェンジを行い、現行型である4代目モデルが登場した。

 販売開始して以降、販売台数は順調で一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表するランキングによると2020年1~6月の販売台数は5万29台。先代モデル分の1月分の1735台を引いても4万8294台で、4位のヤリスを165台上回っているのだ。

 これだけ新車の販売台数が好調だと、旧型フィットの中古車の動向が気になるところ。そこで、ここでは市場に流通しているフィットの中古車の約56%を占める旧型フィットの中古車の最新事情を紹介する。

文/萩原文博
写真/HONDA、編集部

【画像ギャラリー】3代目フィットはどんなクルマだった!? 内外装をもう一度詳しくチェック!!


■バリエーションが豊富な先代型フィット

 旧型となる「3代目フィット」は2013年9月に登場。1.3L、1.5L直列4気筒エンジンを搭載するガソリン車。そして、1.5Lガソリンエンジンと1モーターそして7速DCTを組み合わせたスポーツハイブリッド「i-DCD」を搭載したハイブリッド車の2種類を用意している。さらにガソリン車にはスポーティグレードの「RS」を設定し、6速MT車も用意しているのが特徴だ。

 2017年6月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更を行うと同時に、ホンダ独自の運転支援システム「ホンダセンシング」を装備し安全性を向上させている。2018年7月には純正アフターパーツを手がけるホンダアクセスが開発したコンプリートカーの「モデューロスタイル」を設定した。

6速MT車も設定したスポーティグレードの「RS」
ホンダアクセスが開発したコンプリートカーの「モデューロスタイル」

■お買い得になってさらに魅力的な先代型フィット

 現在、旧型フィットの流通台数は約5750台で流通しているフィットの中古車の2台に1台は旧型モデルとなっており、現在フィットの中古車の主力モデルとなっている。流通台数が減少傾向となっている車種が多いなか、旧型フィットは3カ月前の約5565台から現在は5750台と約200台増加している。

 流通している中古車の平均走行距離は、約3.3万kmだった3カ月前から現在は約3.6万kmまで右肩上がりで延びている。この動きに連動して、旧型フィットの中古車の平均価格は3カ月前の約102万円から現在は約98万円まで順調に値落ちが進んでいる。

 平均価格の推移を、フルモデルチェンジの時期を含んだ1年という長いスパンで見てみる。2019年11月時点の平均価格は約122万円で、フルモデルチェンジのタイミングである2020年2月は約117万円まで値落ちした。その後中古車最大の需要期である3月には一旦約122万円まで値を戻すが、その後は順調に値落ちし、平均価格も100万円を切ってきた。

 旧型フィットの年式ごとの値動きを見てみると、2013~2017年のマイナーチェンジ前の前期型では下げ止まりの状態となっている。2013年~2014年式の流通台数は増加しているものの、平均価格は約71万円付近で足踏み。そして2015年~2017年式は約105万円から約99万円まで値落ちしているが、この1カ月は横ばいといえる状況だ。

 一方、マイナーチェンジ後の2017年~2019年式は3カ月前の約146万円から現在は約143万円と緩やかな値落ちとなっているが、こちらは足踏み状況から値落ちへと値動きが変わっている。さらに2017年式は2020年に初の車検サイクルを迎えるため、さらに値落ちが加速する可能性は高い。値落ちにブレーキが掛かっている前期型より今後の値落ちする要因が揃っている後期型が狙い目だ。

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 さらに後期型にはホンダセンシングという運転支援システムが設定されている。登場してから3年が経過している中古車でも、搭載されているホンダセンシングは新型とそれほど見劣りしない性能を誇っている。これからパートナーとして迎えるのであれば、ホンダセンシングを装着した後期型の旧型フィットを積極的に狙いたい。

 旧型フィットの2017年6月以降の後期型に絞って中古車のグレード構成を見てみると、最も多いのが、「ハイブリッド L ホンダセンシング」の約445台で、価格帯は約85万~約215万円となっており、わずかながら燃費性能に優れたハイブリッド車でも100万円を切る中古車が出回っている。

 続いて多いのはガソリン車の「1.3G L ホンダセンシング」の約396台あり、価格帯は約78万~約181万円。そして、エントリーグレードの「1.3G F」の約270台となり、価格帯は約58万~約165万円で半数以上は100万円以下となっているが、ホンダセンシングは未装着のグレードだ。

 そして第4位が「ハイブリッド S ホンダセンシング」の約184台。価格帯は約110万~約230万円だ。スポーティグレードの「ハイブリッド S ホンダセンシング」はまだ割高感はあるが、「ハイブリッド L ホンダセンシング」はガソリン車の「1.3G L ホンダセンシング」との価格差が縮まっており、旧型フィットを狙うのであれば、割安感の高いハイブリッドということになる。

こちらは「ハイブリッド S ホンダセンシング」。マイナーチェンジした後期型では、単眼カメラ+ミリ波レーダーを組み合わせた「ホンダセンシング」を搭載。車線維持支援システムやACCを含む全8機能がついた

 また、6速MTを搭載した「RS ホンダセンシング」はわずか約7台しか流通しておらず、価格帯は約196万~約220万円と高止まりしている。旧型フィット後期型の中古車は新車時価格が高いハイブリッド車を中心に狙うのが正解だ。

■やっぱり気になる現行型の事情はどうなっている?

 一方、2020年2月に販売開始したばかりの現行型フィットの中古車もすでに約450台流通している。3カ月前の流通台数は約200台だったので、3カ月で倍増という状況だ。

 中古車の平均価格は3カ月前の約200万円から約204万円へと値上がりしているのだ。これは流通している中古車の3分の1が走行距離500km以下の未使用中古車と呼ばれているクルマ。こういったクルマが9月の決算期以降に大量に市場に流入したのだ。

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 現行型フィットの中古車のグレード構成を見てみると、圧倒的に多いのがハイブリッド車の「ホーム」で、価格帯は約145万~約260万円。平均価格は約210万円だ。続いて多いのがガソリン車の「ホーム」で約62台。価格帯は約116万~約210万円、平均価格は約166万円だ。

オーソドックスな落ち着いたエクステリアデザインとなる現行型フィット。柴犬をイメージしたというフロントマスクは親しみ感を重視した

 未使用車でも、150万円以下のプライスが付いているクルマ多く流通しているので、新車購入を考えている人は選択肢に加えてみるものアリだ。

 SUVライクなスタイルで人気の「クロスター」は、ガソリン車の流通台数は約33台、ハイブリッド車は約26台。価格帯はガソリン車が約184万~約250万円。ハイブリッド車は約150万~約270万となっている。

 ボディカラーやグレードなどに制約はあるものの、未使用中古車を狙えば、予算オーバーで諦めていた「クロスター」や「リュクス」も手が届くようになるのは魅力だ。

現行型で初ラインナップとなったクロスオーバーの「フィット クロスター」

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