■中古車価格高騰は落ち着いてきた?
現在、現行型ジムニーの中古車の流通台数は約900台。約1年半前の2019年11月の時点では約230台だったので、この1年半で約4倍に増加している。
一般的には中古車の流通台数が増加すると平均価格は下がるもの。しかし、新車の納期が長期化している現行型ジムニーの中古車平均価格は1年半前が約224万円だったが、現在も約221万円とほぼ横ばいで推移しているのだ。
軽自動車だけでなく、登録車を含めた現行モデルでこれほど値落ちが進まない車種は数少ない。そして、現行型ジムニーの中古車の価格帯は約150万~約388万円と新車価格を上回る中古車も数多く流通しているのが特徴だ。
流通している中古車のうち車両本体価格250万円以上のクルマはほとんどがリフトアップされたカスタムモデル。購入してカスタマイズを考えている人であれば、このような未使用車をベースにカスタムしたクルマを購入したほうがお得と言える。
また2020~2021年式、走行距離500km以下で検索すると実に約540台がヒットする。これがいわゆる未使用中古車と言われるモノだ。走行距離が7kmといった低走行距離でコンディションはほぼ新車といえる状態だ。
この未使用中古車の価格帯は約160万~約250万円で、200万円以下のプライスを付けたクルマも約65台流通するなど新車時価格を上回るプレミアム価格は脱してきている。
現行型ジムニーの中古車のグレード構成は、約700台と最も多いのが最上級グレードの「XC」。次いで多いのが約120台の「XL」、そして約80台の「XG」と車両本体価格の高い順に並んでいる。
しかし中古車では最上級グレードのXGが最安値となっているように、ジムニーの中古車においてグレードはあまり関係ない様子。
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ボディカラーは、ジャングルグリーンと呼ばれる緑が最も多く約250台。黒が約240台とこの2色が2強を形成。そして、性別問わず似合いそうなアイボリーが約112台、ホワイトが約100台、個性的なイエローが約92台と続いていて、自分の好みのボディカラーも選びやすくなっている。
クルマは欲しい時が買い時! と言われているように、すぐに乗りたいもの。しかし現行型ジムニーの新車はこれからオーダーすると早くても納車はこの冬となる。待ちきれないというのであれば、豊富に流通している中古車から自分の好みにあったクルマを見つけて、すぐに手に入れるのが得策と言えるのではないだろうか。
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