新型ランクルが8月登場なのに900万円オーバーも 現行ランクル200中古車高騰のなぜ?


■長いスパン、半年前から1年半前はどうだったのか?

 直近1カ月や3カ月という短期的なスパンでは値上がりしているが、もっと長いスパンで見た場合200系ランドクルーザーの中古車相場はどうなっているのだろうか。約半年前の2020年11月時点での200系ランドクルーザーの中古車の流通台数は約190台で、平均価格は約550万円と現在より約90万円も高い水準だった。

 中古車の価格帯は約198万~約1036万円で、100万円台の低価格車もある一方で、新車価格を上回るカスタム済車が多く出回っていたのだ。

 さらに遡って2019年11月、現在から約1年半前の状況だ。中古車の流通台数は約360台で、現在の倍以上流通している。中古車平均価格は約510万円だった。

 こうしてみると、200系ランドクルーザーの中古車の流通台数は減少傾向で、平均価格は2019年から2020年にかけて値上がり傾向となっていたが、その後値落ちに転じ、現在はじわじわと値上がり傾向となっているという状況だ。

2007年9月にフルモデルチェンジしたランドクルーザー200は当初このフロントマスクだった。エンジンは、2007年9月登場時には4663㏄、V8(2UZ-FE型、288ps/45.7kgm)が採用されていたが、2009年5月のマイナーチェンジ以降はV8、4608cc(1UR-FE、318ps/46.9kgm)を搭載

 2007年から2021年まで販売された200系ランドクルーザーのモデルライフでの大きなトピックスは、2009年4月に一部改良で搭載する4.6L、V8エンジンを従来の2UZ-FE型から1UR-FR型へと変更。さらにトランスミッションも5速ATから6速ATへと変更。

 2011年12月に1度目のマイナーチェンジを行い、内外装の変更と一部グレードを除いて、オフロードの走破性を向上させるマルチテレインセレクトなどを装備したこと。

2015年8月17日に行われたマイナーチェンジでデザインが一新。エンジンフードからフロントグリルまで凸形状を保ちながらフードセンター部をえぐり、3本のグリルバーの上下にメッキを施したフロントマスクを採用
リアはライセンスプレートガーニッシュとリアコンビランプ下側をつなぐデザインとし、リアコンビランプもバックドアパネルから連続するデザインに変え、ハイリフトなイメージを表現するため、赤ランプを高い位置にレイアウト

 そして2015年8月に2度目のマイナーチェンジを行い、内外装のデザインを大幅に変更。同時にミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた運転支援システム「トヨタセーフティセンスP(現在はトヨタセーフティセンス)」を全車に標準装備し安全性を向上させたことだ。

■狙い目は一度目と2度目のマイナーチェンジの間の中期型!

2011年12月にマイナーチェンジされたモデル

★2012~2014年式のランドクルーザー200の中古車情報はこちら!

 この歴史に合わせて、中古車の平均価格を見てみると、2007年9月から2009年3月までの中古車の平均価格が約330万円。2009年4月から2011年12月の一度目のマイナーチェンジまでの前期型中古車の平均価格が約326万円。

 そして2011年12月の1度目のマイナーチェンジから2015年8月の2度目のマイナーチェンジまでの中期型中古車の平均価格は約442万円。そして2度目のマイナーチェンジ以降の後期型は約751万円とバンと跳ね上がっている。

 今後は2015年の2度目のマイナーチェンジ以降は高止まり、一方の初期モデルは底値で停滞という状況になりそうなので、狙い目は1度目と2度目のマイナーチェンジの間の中期型と言えるだろう。

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