トヨタ渾身の一作として1998年10月に発売されたFRスポーツセダン、アルテッツァ。その渾身の作を「一発屋」と言ってしまうと反発を覚える人も多かろうが、鳴り物入りで登場し、日本カー・オブ・イヤーを受賞した割りには、イマイチ売れないまま終わってしまった存在であることは確かだ。
まぁ鳴かず飛ばずで終わるクルマなどたくさんあるわけだが、「FRセダン!」としてかなりの期待をされながらも不発に終わってしまったレアな存在として、トヨタ アルテッツァは歴史に名を刻んだといっていいだろう。
だが、新車時は同じFRセダンのBMW3シリーズに押されまくり、(FRじゃないけど)スバルレガシィB4にも押されまくった結果として今ひとつ売れなかったアルテッツァだが、中古車となった今ではその立場も逆転し、「けっこうな高値が付いてるトヨタアルテッツァvs.超激安中古車と化したBMW3シリーズ」みたいな図式になっている可能性もある。
実際のところはどうなのだろうか、中古車事情に詳しい伊達軍曹が解説する。
文/伊達軍曹
写真/トヨタ
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