【超売り時到来!!】空前の納車待ち長期化でぐいぐい値上がり中の中古車 3選

軽自動車ではNV100クリッパーリオとN-BOXが大幅な値上がり

空前の納車待ち長期化でぐいぐい値上がり中の中古車 3選
現行型N-BOXカスタムの走行シーン

 NV100クリッパーリオは、エンジンを運転席下に搭載したキャブオーバータイプの1.5BOX車。現行モデルは、2015年2月に登場した。

 現行型NV100クリッパーリオは、クラストップの広く快適な室内空間を実現。さらに自転車や長めの荷物も積み込める多彩なシートアレンジが可能で、フルフラットモードにすれば車内泊もできる。

 搭載するエンジンは660ccの直列3気筒ターボエンジンのみで、4速ATと組み合わされる。NV100クリッパーリオは、軽1BOX系の車種でいち早く運転支援システムを搭載し、高い安全性を確保している。

 現行型NV100クリッパールオの中古車は約300台流通していて、価格帯は約59.5万〜約209.8万円。グレードでは上級グレードの660Gが最も多く、次いで660Eと2WD車が中心だ。

 そして、中古車の平均価格が3カ月前の122万円から現在は131万円へと9万円の値上がり幅を記録したのが、ホンダN-BOX。現行型のN-BOXは2017年9月より販売開始された。モデル体系は従来モデルと同様に標準モデルと押し出し感を強めたN-BOXカスタムの2種類を用意。

 外観デザインは先代モデルを踏襲しているものの、クルマの基礎となるプラットフォームをわずかひと世代で一新。高張力鋼板を採用するなど軽量化と高剛性化を両立させ、走行&燃費性能を向上させている。

 搭載されているエンジンは直列3気筒ターボには電動ウェストゲートを採用。一方の直列3気筒自然吸気エンジンにはホンダ独自のi-VTEC技術を採用。さらにCVTも改良が加えられ両エンジンともに走行性能が向上している。

 さらに現行型N-BOXにはホンダ独自の運転支援システム「ホンダセンシング」を全車に標準装備。高速道路での追従走行が可能なアダプティブクルーズコントロールを軽自動車として初採用したのに加えて、ホンダ車として初採用となる後方誤発進抑制機能を追加するなど、街乗りだけでなく、ロングドライブも視野に入れた充実した運転支援システムが充実している。

 2019年には一部改良が行われ、衝突被害軽減ブレーキの性能が向上し、横断する自転車や夜間の歩行者の検知精度を向上。2020年には内外装を変更するマイナーチェンジを実施。そして2021年の一部改良では、電子制御パーキングブレーキを採用。さらに、ACC(アダプティブクルーズコントロール)に渋滞追従機能を追加するなど快適性を向上させている。

 現行型N-BOXは中古車の平均価格の上昇とともに、流通台数も3カ月前の1万4500台から1万6500台へと増加している。特に現行モデルで2021年〜2022年式、走行距離500km以下といういわゆる未使用中古車が約2,770台も流通している。

 2021年末に電動パーキングブレーキを装着する一部改良を行い、その後2,000台の中古車の流通台数の増加は、未使用車の市場流入によるもの。と見て良いだろう。

 ホームページを見てもN-BOXは一部タイプ・カラーでは半年以上かかる場合があるものの、1カ月程度で納車可能となっているのだ。現在、現行型N-BOXの中古車は約9,800台流通していて、価格帯は約65.8万〜約265万円となっている。

 今回値上がりしている車種としてピックアップしたハリアー、NV100クリッパーリオとN-BOXでは中古車相場の平均価格が値上がりしている理由が違っていると言える。

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