1979年に登場した日産セドリック/グロリアに初搭載された“ターボエンジン”。過給器のターボチャージャーを装着し、排気ガスを利用してタービンを回すことにより、空気を圧縮して体積あたりの酸素量を増やして、より燃料を燃焼させてエンジン出力を増大させるシステムだ。
1980年代、つまり昭和のターボエンジンは、パワー向上させるメリットがある反面、一旦エンジン回転数を下げてしまうと、アクセルを踏んでもターボが効果を発揮するまで時間が掛かる「ターボラグ」という現象が発生した。
この「ターボラグ」が原因で、エンジン回転が再び回り突然パワーが発生することを「ドッカンターボ」と名付けたのだ。このドッカンターボは昭和のクルマだけでなく、平成に入ってからも存在した。
ここでは、平成に登場したクルマの中からドッカンターボの名車3選をピックアップし、まだ中古車で手に入れられるかどうかも紹介する。
文/萩原文博、写真/日産自動車、三菱自動車工業
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