次期スバルWRX STIやS4のMTはもう出ない!? 限定車がなんと約900万円! いったいどこまで暴騰するのか?  

次期スバルWRX STIやS4のMTはもう出ない!? 限定車がなんと約900万円! いったいどこまで暴騰するのか?  

 スバルWRX STIの販売が2019年12月に終了してから3年以上が経ち、いまだ次期WRX STIの姿が見えてこない。次期WRX STIはもう出ないのか? そして高騰を続けるSTIモデルの中古車市場はどうなっているのか迫ってみたい。

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、スバル

■次期WRX STIはもう出ないのか?

ティザーサイトで2月16日から公開された新型インプレッサ(日本仕様のプロトタイプ)。3月2日から先行受注が始まっている
ティザーサイトで2月16日から公開された新型インプレッサ(日本仕様のプロトタイプ)。3月2日から先行受注が始まっている

  WRX STIは2019年12月に終了したが、3年以上経ったが次期型はいっこうに見えてこない。

 スバリストならもう耳にしていると思うが、2022年3月には北米スバルがリテーラー向けに「次期型WRX STIは販売しない」という方針を通達。

 その衝撃的なニュースは多くのスバリストをがっかりさせた。2023年4月時点でもこの方針に変わることなく、次期WRX STIは宙に浮いている状況だ。

現行型WRX S4 STI Sport R EX
現行型WRX S4 STI Sport R EX

 そのいっぽうで、スバルはS4にSTIスポーツ、レヴォーグにSTIスポーツ♯、新型インプレッサにSTIスポーツを用意しており、これらのモデルでSTIモデルの系譜を継承していくということになるのだろうか。

 ではなぜスバルはWRX STIを登場させないのか? トヨタはGRカローラ、ホンダはシビックタイプR、日産はフェアレディZと、スポーツモデル+MTを登場させたのに、スバルだけがなんで? と思っている人も多いことだろう。

 ズバリ、出さないのではなく、出せないのだ。CAFÉ規制(企業別平均燃費規制)や車外騒音規制が主たる理由で、スバル関係者に話を聞くと、お手上げという状況だという。

 では最後の希望とも言っていいかもしれない、WRX S4のMT車は出るのか? スバル関係者に改めて聞いてみたが、これも厳しいとのこと。うーん、マジか。

 ……、スバリストからの嘆き節が聞こえる。マツダやトヨタ、日産にはあるのに、スバルだけなぜMTないのかと。

 そうなると、もはや過去のモデルの中古車を買うしかない……のか? ではWRX STIの限定車、STIコンプリートカーは今どうなっているのか調べてみた。

次ページは : ■スバル WRX STI EJ20ファイナルエディション 2019年11月/限定555台

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