■その1:クルマの売却は自分の足で回り1週間以内に決着をつける
まずは、新しいクルマを購入する際に、現在所有しているクルマを手放すシーンから。
筆者も6月にマイカーを手放したばかり。自分の最も近い有名な買取店に行き、自分のクルマの買取価格を知り、その足で隣接する買取店を回り、合い見積もりを取った。結果的に最初に行った買取店が最も高かったので、そこで売却した。
最初に査定してもらった買取店での提示価格による買取の期限は1週間。これを過ぎると再査定となり、価格が下がる可能性もあるのだ。したがって、売却を決めたら1週間以内で結論を出す心構えが必要だ。
また、ネットによる一斉査定は便利ではあるが、電話ラッシュが煩わしい。個人的には自宅周辺の買取店を3店舗ほど回って納得いく価格が提示されたら、売却したほうが良いと思っている。
なぜ、直接会うのかというと、やはり先方の熱量がわかるからだ。「もう少し粘れば上がるかも」といった雰囲気は電話やメールではわからないし、実車を見てもらわないと本当の査定価格がわからない。
一括査定では高い価格を表示されても、実車確認で下がるということもあるので、最初から買取店に足を運べばぬか喜びすることもない。
買取店を回る順番としては、まず大手の買取店に行き、基準を知ろう。それをベースに専門店などを回って高いところに売れば良いだろう。まずは自分のクルマがいくらになるのかを知らなければ交渉はできないということを覚えておきたい。
■その2:店舗の規模ではなく、どれくらいその場所で商売しているかをチェック
一見すると大きな敷地で、キレイな店舗を構えているほうが良い販売店と思えるが、それがトラップでもある。信頼のある中古車販売店はリピーターが多いので、その土地で長く商売を続けているはずだ。
店舗は大きくなくても、スタッフが目利きをして選び、しっかりとしたアフターサービスをしてくれれば、ユーザーはまたこの店で買いたいと思うはず。逆に同じ場所で頻繁に販売店が変わるというのは避けた方がいいだろう。
■その3:クルマのコンディションは定期点検記録簿と装着タイヤで確認
中古車の購入において、筆者が最も大切だと考えているのが、履歴のわかる定期点検記録簿だ。人間で言えばカルテのようなもの。
そのクルマが新車で納車されてから、現在までどのような整備や修理をしたのかが、書かれているのが定期点検記録簿だ。もし、これがないというのであれば、まずそのクルマは買わない方が良い。またその販売店の信用度も低いと考えたい。
定期点検記録簿があり、これまでの履歴がしっかりと書かれていれば、走行距離が伸びていたり、年式が進んでいたりしても、信頼性は高い。
そして、装着しているタイヤの4本ともブランドが揃っていること。さらにそのブランドが欧州や国産の著名ブランドであれば、前オーナーがかなりこだわっていたことがわかる。
筆者は中古車購入する際には、まずこの2点を確認してから、内外装や電装系のチェックを行うようにしている。外観や内装のキズは中古車なのでこだわっても仕方ないし、オーディオやエアコンなどは以前よりは壊れにくくなっているのでチェックの重要度は低いと言える。
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