フェアレディZは世界で最も安く買える本格スポーツカー! 100万円を切る中古も出現!?


Z33はスポーツ度を高めて登場

Z33
販売期間:2002~2008年
全長4310×全幅1815×全高1315mm、ホイールベース2650mm、車重1430kg
VQ35DE(280ps/37.0kgm)、乗車定員2名、デビュー時価格300万円(標準:6MT)

※2007年以降は、全長4315mm、車重1480kg、VQ35HR(313ps/36.5kgm)、デビュー時価格337万500円(標準:6MT)これ以外は同一スペック

 約2年の空白を経てZ33型と呼ばれる先代のフェアレディZは2002年7月に登場した。先代モデルではZ32まで設定されていた2by2と呼ばれるリアシートをもつモデルは廃止され、2シーターモデルのみとなった。

Z32が2000年に販売終了し、その約2年後の2002年に復活したのがZ33。ボリューム感は違うがエクステリア、コンセプトはS30をオマージュ

 Z32はラグジュアリーカー的な要素があったが、Z33はピュアスポーツカーへと舵を切ったのだ。2シーターのみとなったことで、ボディサイズはダウンサイジングされ、運動性能に磨きを掛けた。

 搭載するエンジンはVQ35型の3.5L、 V型6気筒自然吸気エンジンだが、2007年1月のマイナーチェンジで搭載するエンジンは従来のVQ35DEから高回転型のVQ35HRへと変更。

 最高出力は313ps、最大トルクは36.5kgmへとパワーアップし走行性能が向上した。組み合わされるトランスミッションは6速MTと5速ATで駆動方式はFRのみとなっている。

Z33はデビュー時は3.5L、V6のVQ35DE(280ps/37.0kgm)だったが、2007年のマイチェンでVQ35HR(313ps/36.5kgm)にエンジンを変更

手頃な価格でカスタマイズベースとして最適なZ33

 先代フェアレディZの中古車事情を調べてみると、現在の流通台数は約395台で直近3カ月のなかでは大きな動きはない。中古車の平均走行距離も約8.3万~約8.4万kmとほぼ横這いとなっている。

 しかし、平均価格は3カ月前の約69万円から今月は約71万円とやや値上がり傾向となっている。これはお手頃価格になった中古車を購入するユーザーが増えているという予測ができる。

Z33の中古車のメイン価格帯は100万円をきっているので非常に買い得感が高い。エクステリアはZ34より好きという人も多い

 そして中古車の価格帯を見ると約18万~約490万円と非常に幅広いのが特徴だ。さらに詳しく見てみると100万円以下の物件が約75%を占めており、100万円以下で手が届くFRスポーツカーの中では最もポピュラーな車種となっているのだ。

 そこで、100万円以下の中古車に絞ってグレード分布を見てみると、最も多いのがバージョンTの約112台。次いで多いのがベーシックモデルの約107台。

高級スポーツカーらしいムード満点のインテリア。アメリカがメインマーケットゆえシートも座面が大きくゆったりと座れるので快適

 そして最上級グレードのバージョンSTが続く。ただし、バージョンTやベーシックモデルは圧倒的にAT車の比率が高く、MT車の比率が高いのはバージョンSTそしてMT車のみのバージョンSとなる。

 グレード別の価格を見てみるとAT車が中心のバージョンTは約18万~約99.8万円。最上級グレードのバージョンSTのAT車は約26万~約98万円。MT車は約39万~約100万円そしてMT車のみのバージョンSは約44.8万~約99万円とMT車のほうが安いクルマが少ないことがわかる。

 Z33の中古車はカスタマイズのベース車として安く手に入れて、自分の思い通りに仕立てていく楽しさを味わえるモデルだ。

好き嫌いがわかれにくいZ33のエクステリアデザインでリアビューが一番美しい、と専らの評判。初年度登録は17年目となるが古臭さはない

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