今年、令和4年、2022年は日本における鉄道開業150周年のメモリアルイヤーだ。
日本で初めて鉄道が敷設されたのは首都東京と、幕末から明治新政府初期にかけて外国に向けて開港された港町、横浜を結ぶため。新橋~横浜の約29㎞がその区間で、そのうち約2.7㎞は東京湾の海上に石積みの堤を築いて線路を通したのだ。そんな難工事を敢えて行ってまで鉄道を敷設したのはなぜなのか? そして、その海上築堤区間は今どうなっているのか? 都心を散歩しながら鉄道遺構を探訪した。
文・写真/梅木智晴(ベストカー編集委員)
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