自転車でGO!! 自転車をバラさずそのまま持ち込める電車で、トレイン&サイクル

予約して確実に楽しめる観光目的のサイクルトレイン

 地元向けではなく、観光客に特化したサイクルトレインも徐々に増えてきた。専用の車両が使われているのはJR東日本の房総地区で2018年から不定期に運行されている「B.B.BASE」。土日祝日の朝8:00前後に両国駅を出発して舘山や安房鴨川、銚子、鹿島神宮などに向かい(行先は運行日で異なる)、帰りは19:00過ぎに両国に戻ってくる。

https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/bbbase.html

 車両は通勤型を改造したものだが、自転車専用のラックを完備し、床もビンディングシューズのまま乗れるように滑りにくいゴムを敷いたりなど、至れり尽くせり。スポーツバイク愛好者向けの電車だが、両国駅ではスポーツバイクのレンタルもしているので、持っていない人でもお試しサイクリングが可能だ。もちろんスポーツバイクでなくとも指定の大きさに収まっていれば持ち込みは可能。なお、「B.B.BASE」は全席が指定席。事前にえきねっとや指定席券売機、みどりの窓口で指定券を購入する。自転車なしでも乗車は可能だ。

 このほかにも、JR東日本の水郡線やJR西日本の紀勢線ほか、各地の鉄道で観光客向けのサイクルトレインが実施されている。いずれも期間や曜日限定だったり、指定列車があったり、事前登録が必要だったりするので、詳しくは各社のホームページで確認しよう。また、多人数グループでは乗車できなかったり、予約が必要だったりする鉄道もあるのであわせて注意したい。

養老鉄道のサイクルトレイン。ホーム上の青い表示はサイクルトレイン乗車位置。電車は1950年代の近鉄南大阪線「ラビットカー」塗色を復刻したもの
養老鉄道のサイクルトレイン。ホーム上の青い表示はサイクルトレイン乗車位置。電車は1950年代の近鉄南大阪線「ラビットカー」塗色を復刻したもの
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