新型ベンツS 長っ!! 全長5.4m!? 2253万円の世界は何が凄い?

新型ベンツS 長っ!! 全長5.4m!? 2253万円の世界は何が凄い?

 9月8日、2014年に登場したマイバッハSクラスの新型が発表!! 2013年登場のSクラスも同様に大規模マイチェンを受けた新型が8月に発表された。

 ともに全長5m&お値段1000万円超、マイバッハに至っては全長5.4m、価格2253万円だ。当サイトが主戦場とする車の10倍はしようかという価格の車は、いったいどこが凄いのか!?

文:ベストカーWeb編集部/写真:平野学


新型の大きな変更点は3つ

 Sクラス/マイバッハといえば、今や絶滅危惧と言っていいV12エンジンを頂点に、V8エンジンなどをラインアップするベンツの“顔”。

 今回のマイチェンでは、そのエンジンも大幅刷新! 大きな変更点はその『エンジン』に加え、『見た目』と『安全』の3つだ。

■エンジン

・新たに3L、V6ターボエンジン投入(S400)。

4.7L、V8ターボを廃止し、AMG-GTベースの4L、V8ターボエンジン投入(S560ロング、マイバッハS560)。

・S63 AMGロングは5.5L、V8ターボ廃止で4L、V8ターボ搭載。

・マイバッハの頂点S650用6L、V12ターボも大幅パワーアップ。

 このように、ほぼすべてのエンジンが変わっている。なかでも注目はS560ロング等に搭載されるAMG-GTベースの4L、V8ターボ。

 先代の4.7L、V8ターボ(455ps/71.3kgm)から排気量ダウンしているにも関わらず、出力とトルクは469ps/71.4kgmとむしろパワーアップしている。これはS63 AMGロングも同様。

 EVなんてどこ吹く風の大排気量・マルチシリンダーエンジンが楽しめるのも、Sクラス/マイバッハならではだろう。

S560にはAMG-GTベースの4L、V8ターボエンジンを新搭載
S560にはAMG-GTベースの4L、V8ターボエンジンを新搭載

■デザイン

 ベンツの顔、新型Sクラスは文字どおり“顔”=フロントマスクも刷新。これまでV12エンジン搭載車とマイバッハ専用だったフロントグリルを、全グレードに搭載することで、さらに迫力満点の顔つきに。

全モデルで3本ツインルーバーのラジエーターグリルを採用。バンパーも新デザインに
全モデルで3本ツインルーバーのラジエーターグリルを採用。バンパーも新デザインに

■安全技術

 追従型クルーズコントロール(ディストロニック)には、自動再発進機能もつき、渋滞時に車が停まっても、30秒以内ならアクセル踏まずに、自動発進が可能に! また、ステアリングアシストも進化している。

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