マツダの売れ筋モデル、CX-3とデミオがマイナーチェンジ。
特別仕様車の設定と共に、今回の目玉となるのが「G-ベクタリングコントロール」の全グレードへの標準装備。そのほか細かい変更もあるので、ここだけは押さえておきたい注目のポイントを5つ紹介しよう。
文:WEBベストカー編集部/写真:MAZDA
CX-3、デミオの5つのポイント
CX-3、デミオはもちろんマイナーチェンジ内容は細かくいえば異なるものの、どちらにも共通している5つのポイントがある。それが次の5つ。
- ・ついにきた!! G-トルクベクタリング
- ・静粛性が向上して、さらにいい音も出る!?
- ・見やすくなったメーター
- ・理想的なドライビングポジションを追求
- ・運転支援技術の進化で安心ドライブ
さっそくこの5つのポイントをみていこう。
G-トルクベクタリングがついにCX-3とデミオに
マツダ肝いりのこの技術。先日のインプレッサの記事でも紹介したが、現在の自動車トレンドで「トルクベクタリング」はもう常識。乗りやすく、安全に、そのどちらも叶える技術だ。
しかしマツダのG-トルクベクタリングは他社のものとは少し違い、エンジンの駆動自体でクルマを制御してしまうもの。
エンジンから出るパワーを緻密に制御して、ハンドルを切り始めた時に前輪に荷重がかかるようにするのだ。コーナーの手前で熟練ドライバーが無意識に作っている前傾姿勢を、クルマが勝手にやってくれるのがこの技術。
ただしその感じ方についてはジャーナリストの間でも個人差があったので、必ず試乗をして体感してもらうことをおすすめしたい。
https://youtu.be/SdVFkvcL5o4 →2019年現在非公開になっています。
動画で見ると明らかに挙動の差が激しい。ドライバーのみならず、同乗者、とくに子どもがクルマ酔いしにくいなどの効果もあるそうだ。
静粛性の向上、そしてエンジンサウンドの最適化
ディーゼルエンジンといえばどうしてもノイズが気になってしまうもの。そこで以前からマツダでは「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を用いて、静粛性の向上などを図ってきた。
しかし今回のCX-3とデミオでは「ナチュラル・サウンド・周波数・コントロール」を導入。
燃料噴射を0.1秒単位で制御することでエンジンのノック音そのものを制御しているとのこと。それでいて「気持ちのいい」音は残しているようだ。サウンドを活かすというのがマツダらしい。
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