マツダ CX-3&デミオ の進化を知る5つのポイント

メーターの視認性が向上

 メーターも運転時にはかなり重要なパーツ。その照度、文字の明確さ、色合いなどでドライバーの疲労度はまったく異なってきてしまうのだ。そこでこの2車に関してもアップデートを行ってきた。

 メーターの字体の変更、左右ディスプレイの高コントラスト化でドライバーの瞬間的な読み取りやすさを向上。さらに上級グレードでは情報を整理している。

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ディスプレイ越しでもかなり鮮明な文字類が目立つ。ナイトドライブでも目への負担は少なそう

理想的なドライビングポジションの追求

 シートのポジション、デザインなどに大きな変更はないが、新たにステアリングホイールの意匠を両車ともに変更。ドライバーからの意図、そして車両や道路からのインフォメーションを的確に捉えるための変更とのこと。

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ステアリングも一新。画像はデミオのものだがCX-3も基本的には同一のものがつく

安全装備が充実

 CX-3に関しては「アドバンスド・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」が全車標準装備に。4km/h〜30km/hだった車両検知速度域を4km/h〜80km/hに拡大。

 さらに歩行者検知(10km/h〜80km/hが作動範囲)機能も追加され安心感が増した。

 デミオでは「セーフティパッケージ」というパッケージオプションながら、衝突被害軽減システムの「スマートブレーキサポート」、30km/h~100km/hの範囲内で追従を行う「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、後退時の衝撃被害軽減機能(SCBSR)をオプションで設定。

 デミオはコンパクトカーでは極めて珍しい前車追従型のクルーズ・コントロールをオプション設定したことで、ライバル勢に対してかなり大きなアドバンテージを得たことになる。

最近のマツダはスペックだけでは語れない!?

 スペックに関して大きな変更はないが、両車ともブッシュやサスペンションなどの見直しも行われているとのことで、スペックからだけでは読み取れない部分もある。

 なんとなく乗り味がブラッシュアップされたと思ったら、思わぬ所に改良が加えられているなんてことも。実車チェックが待ち遠しい。

 詳細は今後のベストカー本誌や当WEBでもレポートしていく予定だ。

マツダCX-3 XD Lパッケージ(FF) 主要諸元

  • 全長×全幅×全高:4275×1765×1550mm
  • ホイールベース:2570mm
  • 車両重量:1270kg
  • 駆動方式:前輪駆動(FF)
  • ステアリング位置:右
  • 乗車定員:5名
  • エンジン種類:直列4気筒1.5Lディーゼルターボ直噴エンジン
  • 最高出力:105ps/4000rpm
  • 最大トルク:27.5kg-m/1600-2500rpm
  • トランスミッション:6速AT
  • 燃費:23.0km/L[JC08モード燃費]
  • タイヤサイズ:215/50R18(前後)
  • 車両本体価格:280万8000円(税込み)

マツダデミオXD ツーリング Lパッケージ  (FF) 主要諸元

  • 全 長×全幅×全高:4060×1695×1525mm
  • ホイールベース:2570mm
  • 車両重量:1130kg
  • 駆動方式:前輪駆動(FF)
  • ステアリング 位置:右
  • 乗車定員:5名
  • エンジン種類:直列4気筒1.5Lディーゼルターボ直噴エンジン
  • 最高出力:105ps/4000rpm
  • 最大トル ク:22.4kg-m/1400-3200rpm
  • トランスミッション:6速AT
  • 燃費:26.4km/L[JC08モード燃費]
  • タイヤサイズ:185/65R15(前後)
  • 車両本体価格:201万9600円(税込み)

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