2024年にこの世を去ったフランスの名優、アラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい」。貧しい青年が富豪の友人を殺し財産をせしめようとするが……という映画だが、富豪の友人を殺さなくても富豪のフリはできる。誰もが知る世界的高級車を中古で買ってしまえばいいのだ。そう、たとえばロールスロイスなんかを!!
※本稿は2024年10月のものです
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年11月10日号
■ロールスロイス シルバーシャドウ
●ロールスロイス……創業:1906年 歴史:上流階級の家に生まれたチャールズ・スチュアート・ロールズと、苦学した技術者、フレデリック・ヘンリー・ロイスによって設立。ロールズは「王立自動車クラブ」の設立にも寄与した。
経歴ロンダリングのための選択として、ロールスロイス以上に最適なクルマはない。日本でこのブランドに乗っている人は、どこからどう見ても「超絶高貴な家柄の人」にしか見えないからである。
超絶高貴に見えるだけあって、もちろん中古車価格は超絶高額だ。だが1970年代のシルバーシャドウ系であれば、総額580万円ほどの予算から検討可能。
頭金と下取りで250万円ぶっ込んだとして、月々約3万2000円の120回払いで買える計算となる。部品代はもちろんウルトラ高額だが、最初にバシッと直しておけば、その後の維持費は目玉が飛び出るほど超高額なわけではない。
●ロールスロイス シルバーシャドウ(中古価格:580万円~)
・名門度:★★★★★
・購入難易度:★★★★★
■主要諸元
- エンジンタイプ: 6.2L V8エンジン(後期モデルは6.75L V8エンジン)
- 排気量: 6,230cc(初期モデル)、6,750cc(後期モデル)
- 最大出力: 約200馬力(147 kW) / 4,000 rpm(初期モデル)
- 最大トルク: 約500 Nm(初期モデル)
- 駆動方式: 後輪駆動(RWD)
- トランスミッション: 4速オートマチック(後期モデルは3速)
- 0-100 km/h加速: 約8.5秒(初期モデル)
- 最高速度: 約190 km/h
- 燃費: 市街地 約6.5 km/L、高速道路 約9.0 km/L
- 燃料タンク容量: 約100L
- 全長: 約5,380 mm
- 全幅: 約1,830 mm
- 全高: 約1,500 mm
- ホイールベース: 約3,230 mm
- 車両重量: 約2,400〜2,500 kg(モデルによる)
コメント
コメントの使い方20年くらい前ですが、90年式くらいのスパー2の整備で、エアコン低圧配管15万(英国取寄) ブレーキキャリバーO/Hキット25000円(1輪) ブレーキフルード(ミネラルオイル)1万/L リアショック(英国取寄せ 時価70万位/本)と異次元の部品代でヒビりながら整備した思い出が・・・ショックはあきらめましたが・・・