お金持ちを味わえる!? なら中古の[ロールスロイス] シルバーシャドウに乗るっきゃない!!

お金持ちを味わえる!? なら中古の[ロールスロイス] シルバーシャドウに乗るっきゃない!!

 2024年にこの世を去ったフランスの名優、アラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい」。貧しい青年が富豪の友人を殺し財産をせしめようとするが……という映画だが、富豪の友人を殺さなくても富豪のフリはできる。誰もが知る世界的高級車を中古で買ってしまえばいいのだ。そう、たとえばロールスロイスなんかを!!

※本稿は2024年10月のものです
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年11月10日号

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■ロールスロイス シルバーシャドウ

シルバーシャドウはロールスロイスが1965年から1980年まで製造した超高級セダン。パワーユニットは6.2~6.8LのV8、OHVで、最高出力は「enough(充分)」
シルバーシャドウはロールスロイスが1965年から1980年まで製造した超高級セダン。パワーユニットは6.2~6.8LのV8、OHVで、最高出力は「enough(充分)」

●ロールスロイス……創業:1906年 歴史:上流階級の家に生まれたチャールズ・スチュアート・ロールズと、苦学した技術者、フレデリック・ヘンリー・ロイスによって設立。ロールズは「王立自動車クラブ」の設立にも寄与した。

 経歴ロンダリングのための選択として、ロールスロイス以上に最適なクルマはない。日本でこのブランドに乗っている人は、どこからどう見ても「超絶高貴な家柄の人」にしか見えないからである。

 超絶高貴に見えるだけあって、もちろん中古車価格は超絶高額だ。だが1970年代のシルバーシャドウ系であれば、総額580万円ほどの予算から検討可能。

 頭金と下取りで250万円ぶっ込んだとして、月々約3万2000円の120回払いで買える計算となる。部品代はもちろんウルトラ高額だが、最初にバシッと直しておけば、その後の維持費は目玉が飛び出るほど超高額なわけではない。

●ロールスロイス シルバーシャドウ(中古価格:580万円~)
・名門度:★★★★★
・購入難易度:★★★★★

■主要諸元

  • エンジンタイプ: 6.2L V8エンジン(後期モデルは6.75L V8エンジン)
  • 排気量: 6,230cc(初期モデル)、6,750cc(後期モデル)
  • 最大出力: 約200馬力(147 kW) / 4,000 rpm(初期モデル)
  • 最大トルク: 約500 Nm(初期モデル)
  • 駆動方式: 後輪駆動(RWD)
  • トランスミッション: 4速オートマチック(後期モデルは3速)
  • 0-100 km/h加速: 約8.5秒(初期モデル)
  • 最高速度: 約190 km/h
  • 燃費: 市街地 約6.5 km/L、高速道路 約9.0 km/L
  • 燃料タンク容量: 約100L
  • 全長: 約5,380 mm
  • 全幅: 約1,830 mm
  • 全高: 約1,500 mm
  • ホイールベース: 約3,230 mm
  • 車両重量: 約2,400〜2,500 kg(モデルによる)
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